ピーターパン役は「ジェットコースターで内臓が上がる感じがず~っと」女優・唯月ふうかが秘話明かす…郁恵さんからのアドバイスは〇〇鍛えて
ブロードウェイ・ミュージカル「ピーターパン」で、2013年から4年間、9代目ピーターパンを演じた女優の唯月ふうかさんが9月12日の「くにまる食堂」にご来店。気持ちよさそうに宙を飛び、見事な歌を披露する役の本当の苦労を明かした。
唯月「今聞いていただいてる方は分かるかもしれませんが、私は声がとても特徴的で高目なので、まさか男の子やると思っていなくて、最初お話をいただいたときは「ウェンディ」という相手役の女の子を演じるんだと勝手に思っていたんですけども、「ピーターパン役です」と言われて家族みんなでびっくり仰天してしまいました。その後ピーターパンを演じるためのお稽古をして、声を低くする練習だったり、「フライング」だったリ、アクションだったり、男の子の仕草も勉強しました。」
邦丸「声を高くする練習は聞いたことがあるんですけど、声を低くするのはなかなか難しいんじゃない?」
唯月「初めはかなり苦労したんですけども、ある時から「声変わりをしていない男の子」というイメージを持つと、声を低くしようと思わなくても、役に入っていけるようになりました。意識変えることでこんなに声って変わるんだって、すごく勉強になった瞬間でした。」
邦丸「特に声を変えてないけどピーターパンになっていったわけだ。」
唯月「そうですね。4年間で徐々にですけど、そうなっていきました。」
邦丸「フライングの話が出ましたけど、空中を舞うのはやってみてどうでした?」
唯月「ジェットコースターが上から落ちる時に内臓が浮く感覚って分かりますか?あれが常にある感じです。(笑)私、高いところは好きなんですけれども、その時はそういう内臓の感覚が苦手で、初めて飛んだ時は「うわっ!」って声を出して、ピーターパンでもなんでもない、ただの私になってしまいました。今だから言える話なんですけど、1年目は酔い止めを飲みながらピーターパンをやっていました。2年目からはやっぱり体の中が慣れていくのか、自然と慣れてきて、気持ちよく飛べて、今では地上のスポーツよりもフライングの方が得意かもしれません。」
邦丸「前後左右に舞いながら歌うわけじゃないですか。それもクオリティは相当高いわけじゃないですか。どんな苦労がありました?」
唯月「フライングをするときはハーネスっていうもので体を板挟みみたいな形で固定するんですが、郁恵さんが「背筋と腹筋をとにかく鍛えなさい」というアドバイスを下さいました。筋トレを続けていくと、自然と体の体幹が保たれるようになって、うつ伏せの状態で飛んだり、そのまま上がったり下がったりするのにも慣れて、逆に固定されている方が歌いやすくなりました。」
邦丸「今度は、ミュージカルの「東京ラブストーリー」をやるんでしょ?」
唯月「そうなんです。「赤名リカ」役をやらせていただきます。」
邦丸「あのやり取りをどうするの?ミュージカルでどうなっていくのかな?っていうのは後ほど伺います。」
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