【西武】公文克彦投手インタビュー…頼もしい中継ぎサウスポー、移籍2年目のここまでを総括すると!?
9月9日放送のライオンズナイターでは、埼玉西武ライオンズの公文克彦投手にインタビュー。今シーズン、ここまで12試合に投げて防御率0.00と安定した投球を続けている公文投手。ライオンズ移籍2年目の現在の気持ちについて聞いてみた。
――去年はシーズン途中で日本ハムから移籍し、プレイする環境がガラリと変わりました。大変だったんじゃないですか?
公文「トレードも2回目だったので、1回目より2回目の方がまだ、すんなり入れたかなと思います」
――ただ、戦っている途中でチームが変わるというのは、なかなか戸惑う要素かな?と思ったんですが?
公文「そうですね、自分としてもハムであんまりいい成績を残せていなかったですし、試合でも投げられてなかったので、タイミング的には良かったかなと思うところがあります」
――ライオンズ移籍1年目、公文さんにとってはどういう年だったのでしょうか?
公文「最初はちょっと肩の方の調子が悪くて、出遅れはしたんですけど、後半少し投げられて、試合としてはしっかり投げられたかと思います」
――フルシーズンをライオンズで戦う今年、確かファームで開幕を迎えましたよね? イースタンリーグの登板が4月下旬までなかったのは何故ですか?
公文「キャンプの時に足の方を怪我してしまいまして、その状態がなかなか良くならずっていう状態が続いたので、登板が遅くなってしまった感じです」
――数試合投げていつもの公文さんのように抑えていましたが、その後また2か月間登板間隔が空きましたよね?
公文「そうですね、1回怪我が治ったんですけど、そこからまた似たようなところを怪我してしまってっていう感じです」
――すみません、その足のケガというのはどこの箇所のどういうものだったのか教えていただけますか?
公文「左足の膝裏の肉離れをしてしまいまして、なかなか良くならずって感じでした」
――その後コロナでの抹消もありましたが、今シーズンはトータルでここまで12試合、被安打はわずかに2本、無失点と素晴らしい内容だと思うんですけど、ご自身はどのように捉えていらっしゃいますか?
公文「上がってきてからは状態もすごくいいですし、自分としてもいい結果に繋がっていると思います」
――公文さんのことは巨人時代から拝見していますけど、ある程度体がしっかりして、調子が良ければ、ほぼ絶対抑えますよね?
公文「いやあ、どうですかねえ?まあ絶対はないかもしれないですけど、いい時は本当にいいかなと思います」
――ファイターズ時代に森友哉選手があまりにも打ちにくそうにしているので、辻監督が送りバントのサインを出したことがありました。それ程公文投手はバッターにとってはイヤな存在なんだなと思ったことがあるんですが?
公文「少しクロスしている分、左バッターはイヤかなと思うんですけど、自分としても左のインコースは投げられてなくて、バッターとしてもそこの恐怖はないと思うので、やっぱり踏み込んでくる分、年々抑えにくさはあるかなあと思いますね」
――左バッターのインコースには、投げないようにしているんですか?
公文「投げないようにしてることはないんですけど、ちょっとインステップなフォームでクロスしている分、投げにくさはありますね」
――あのフォームはいつ頃習得したものなんですか?
公文「あれはでもわざとクロスしようとしてるわけじゃなくて、自分の中では真っすぐ足を踏み出してる感覚なので。わざとクロスしようと思ってできたフォームではないです」
――公文投手の最も自信のある球種は何でしょうか?
公文「基本は真っすぐとスライダーしかないので、その2つともですね、自分の中では」
――その2つを磨き続けて、ここまでいらしてるんですね?
公文「まあそうですね、2球種で10年ぐらいやれてるので」
――この前の日曜日のホークス戦ではワンポイントリリーフではなく、勝ちパターンの8回裏、1イニングを任されていましたよね?優勝争いをする中、大切な場面で投げる気分というのは?
公文「そこは自分でもあんまり考えちゃうと気楽に投げられないので、あんまり考えずに抑えることだけ考えていつも投げています」
――帽子を外した顔を初めて拝見しますが、意外と髪が長くてサラサラヘアなんですね。
公文「そうですね(笑)元々直毛なんでちょっと短くすると髪の毛立っちゃうんで」
――最後に、どうしても伺いたいことがあるんですが、「公文」というお名前から想像するに学校の成績は良かったんでしょうか?
公文「良くはないです。『公文式と関係あるの?』とよく聞かれますが、関係はないですね」
――最後にライオンズファンの皆さんへご挨拶をいただけますか?
公文「残りシーズンも少なくなってきましたけど、優勝争いをしているので、自分としても優勝に貢献できるように、0点に抑えることだけを考えて残り試合を戦っていきたいと思います」
※インタビュアー:文化放送・斉藤一美アナウンサー
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