止まらない円安、今後の日本企業はどうなる？　大竹まこと「今後はアメリカ頼みに…」

9月7日の東京外国為替市場では、円相場は1ドル＝144円台にまで値下がりした。
この止まらない円安の背景には、短期的な利益を狙う投機筋の動きがある。アメリカの連邦準備制度理事会が利上げに動く中、日銀は当面低金利政策を続ける方針を掲げている。
専門家は「日本の政策は見透かされて、円が安心して取引できるターゲットになっている」と分析しており――

砂山アナ「利上げをしていく中で、アメリカの景気が少し冷えてきて、円安も少し落ち着くんじゃないかという見通しもあります」
大竹まこと「ただ別の見方では、アメリカは利上げして物価が8％くらい上がっても、給料も5％くらい上がってると。差はあるけど両方とも上がってるから、このままいくんじゃないかって見通しもあるわけだよね。どっちにしても、アメリカ頼みみたいなことになっちゃうよね」

このままいくと、日本は物価が上がって給料が上がらない『スタグフレーション』の状態が続いてしまう。

大竹「円が安いから、日本の土地とか企業とかがどんどん買われちゃうんじゃないかと」
砂山アナ「単純に三割引くらいの感覚で、海外の人が見てることになりますね」
大竹「日本のものが全部『買い時だよ！』みたいに世界に広まっていくと……表向きは日本企業のようだとしても、実は外資が締めてる会社になるか、日銀が買い支えて日銀大株主の会社になるかしちゃって、立ち行かないんじゃないかって話で」

大竹は「先行きがどうも、色々なものに頼らなきゃいけない社会になっちゃった感じで、嫌な感じだよなあ」と悩ましげに語った。

「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時～3時30分、文化放送（AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko）で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。