企業と「公式アンバサダー」の素敵な関係性とは?
ノンフィクションライターの石戸諭と、女装パフォーマーのブルボンヌを迎えた9月2日放送「西川あやの おいでよ!クリエイティ部(文化放送)」。
本日は「公式アンバサダー」について取り上げた。
「きょうのクリエイティ部」では、「公式アンバサダー」について取り上げた。
「公式アンバサダー」とは、「ブランドやそのもの認知度と売り上げの向上を目指して任命された人」のこと。
このアンバサダーを起用した宣伝方法を「アンバサダーマーケティング」と言い、近年、導入する企業が急速に増えている。
かつて公式アンバサダーは有名人や著名人が多かったが、有名人を起用するのみでは広告と同じで、アンバサダーが持つ商品に対する愛情や、消費者の購買を十分に引き出せないデメリットがあるという。
ブルボンヌ「確かに有名人のアンバサダーって言われても、それは何かCMに起用された感覚でしか一般の人は受け取らないかもね。」
こうしたデメリットを補う方法として注目されたのが、商品への愛を持った一般をアンバサダーに起用する「インフルエンサーマーケティング」だ。
この「インフルエンサーマーケティング」はSNSで募集を行うことが増えてきたという。
例えば栃木県が募集している「いちご王国アンバサダー」は県知事から任命を受け、自分のSNSを使用して、栃木県のイチゴに関する情報や魅力を、毎月2回以上発信する。過去には、YouTuberや、料理人、生産者などが任命されている。
ブルボンヌ「なぜアンバサダーをやってるのかが納得いく人ばっかり!」
インスタグラムで様々なジャンルのアンバサダーを募集するアカウントもあり、オーディションではなく、応募条件にあった人全員がアンバサダーになれるものもある。
西川「例えば“ケールアンバサダー”とか“酢橘アンバサダー”、“狭山茶アンバサダー”、“納豆アンバサダー”…」
ブルボンヌ「こうなってくると“アンバサダー”ってつければちょっとお得な宣伝要員が雇えるみたいなそういう部分も感じてくるよね。」
西川「今までの話だと、そう思うんじゃないかと思いますけど。実際に活動されている方々は、どういう思いで公式アンバサダーを引き受けたのかっていうところが気になると思うんですが、今回、山口県岩国市の“由宇トマトアンバサダー”に任命されたばかりの“ちゃす”さんにお話を伺いました。」
ちゃすさんのアンバサダーとしての活動はYouTubeやSNSでの発信がメインで、企画段階ではあるものの、今後はイベントなども行うという。
ちゃすさんは元々野菜が好きだったため、大好きな物のアンバサダーになれて、嬉しかったそう。願い続けて、頑張り続ければ夢は叶うと実感しているという。
石戸「アンバサダーって本来はこういう役割なんじゃないですか?好きすぎる余り勝手に宣伝しているけど、忍びないから、公式のオフィシャルライセンスと、報酬も含めた契約を交わして、宣伝をやってもらうのはお互いにハッピーなやり方だから。これこそアンバサダーらしいアンバサダーなのかなと思いますね。」
ブルボンヌ「宣伝の仕方がうまくないけど美味しい物や、特産品があったときに、若い世代の方が“アンバサダーに私がなっちゃうよ!”って盛り上げる動きはクリエイティブだと思うけど…
“アンバサダーって響きが今っぽいから”って、安い金額で宣伝バイトを雇ってるような企業の思惑が見えると、途端にアンバサダーという言葉がくすんでしまうから、企業と、アンバサダーを担う方がいい関係を築けるといいなって思うよね。」
このコーナーでは、公式アンバサダーの仕事内容など、さらに深掘りをして紹介しています。気になる方はradikoのタイムフリー機能でぜひお聴きください。
「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」は毎週月曜〜金曜の午後3時30分〜5時45分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6kHz、radiko)で放送中。また、radikoのタイムフリー機能では1週間後まで聴取できます。
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