スペイン人の苗字にニホン?ハポン?
PodcastQR番組:定住旅行家ERIKO 旅して暮らしてせかいとことば
世界中に旅して定住してきた定住旅行家ERIKOが現地の思い出を「ことば」と共にご紹介するこの番組。毎回、日本人にも親しみのある国でありながらその国に住んでみないと分からない初耳情報をお届けしています。今回の舞台は「スペイン」…闘牛?ピカソ?いえいえ、今回も皆さんの知られざるスペインについてご紹介します!
日本人がスペインと聞いて思い浮かべるのは「闘牛」や「パエリア」などがあげられると思いますが、実はこれらのもののほとんどはアンダルシア地方の特産物なんです。カタルーニャ語やバスク語など実は多言語が話されているスペインではそれだけ文化も多様性に満ちています。そのため地方によってはフラメンコを観たことが無い人がほとんどを占める地域もあるのだとか。
そして日本人が大変親しみを持つであろう言葉「ハポン!」その名もずばり「日本」という意味のスペイン語で、なんとこの苗字を持つスペイン人がいるんです!というのも江戸時代初期に仙台藩から通商を求めてスペインを訪れた支倉常長率いる慶長遣欧使節団の子孫がこの苗字を引き継いでいるのだとか。コリア・デル・リオという小さな村では使節団の歴史を学校で学んだり、役所には日本の旗が掛かっていたりと現在でも日本との繋がりが多く見られるそうで、ERIKOも現地の人にハポンという苗字をアピールされ、日本との繋がりを強く感じたようです。
今回はスペインで意外にも日本を感じた話をご紹介しました。日本から遠く離れた場所で、多くの日本人に知られずに息づく日本の痕跡に何ともロマンを感じませんか?
次回も皆さんの知られざるスペインをご紹介します!Podcastを聴いて耳で旅を体験してみませんか✈️
『定住旅行家ERIKO 旅して暮らしてせかいとことば』はPodcastQRで毎週金曜日に新しいエピソードが配信されます。