「防災アワー」9月のゲストは都立大学名誉教授の中林一樹さん
毎週日曜朝5時5分からお送りしている「防災アワー」
防災をもっと身近にもっとわかりやすく生活目線でお送りしている番組です。
今月9月は「防災月間」
都市防災・災害復興がご専門、東京都立大学名誉教授の中林一樹先生をお迎えし、
5月に発表された「首都直下地震」に対する東京都の「被害想定」を元に
新しい震災リスクや備えを具体的にご紹介していきます。
中林先生は、この被害想定作成に携わられた専門家のお一人です。
東京都の被害想定
5月に発表したときの小池知事(写真 東京都提供)
10年ぶりの見直しとなった被害想定では、死者が最大6148人、建物被害もおよそ20万棟と大きな数字が公表されました。
前回よりも3割程度減ってはいますが、これは建物の耐震化や木密地域が減ったからといった理由。
古典的な被害は減ったものの、高齢社会がますます進む中で、
この10年でタワマンが増え、6階以上のマンションに住む世帯数は3割以上増えています。
タワーマンションの30階で、エレベーターが止まり、トイレが使えなくなったら
家は無事でも「在宅避難」はできるのでしょうか?
今回新たに盛り込まれた「シナリオ被害想定」
一人一人が自分の住まいや住んでいる地域、ライフラインの状況など
どんな被災状況に遭遇するのか、具体的にイメージしてもらうために作られました。
49項目のシナリオがありますので、よかったらチェックしてみてください。
「防災アワー」は毎週日曜朝5時5分から。
生放送は難しいという方も、radikoでぜひお聴き下さい。
気象予報士 防災士 都庁・気象庁担当記者 伊藤佳子