【西武】辻監督インタビュー…エース山本を相手に、少ないチャンスをどう活かすか?打線の奮起に期待!
8月26日放送のライオンズナイターでは、京セラドーム大阪のオリックス対西武22回戦の試合前に、埼玉西武ライオンズの辻発彦監督にインタビュー。千葉ロッテ3連戦に負け越して、ついに首位を明け渡したライオンズ。再び頂点に立つために、綱を締め直す辻監督の今の意気込みを伺った。
――昨日までのロッテ戦は、初戦を勝ちながら、そのあと連敗。ひとつ勝つことの難しさを改めて感じた3連戦だったと思うんですが?
辻「そうですねえ~、千葉には魔物が住んでいるのか、今年に限っては色んなことがありますよね」
――本当に不思議なもんですよね。そういった中でも首位争い、優勝争いというところで去年は決して味わうことが出来なかった雰囲気、緊張感の中で戦っているんじゃないかと思うんですが、そのあたり改めていかがでしょう?
辻「野手陣ではね、結構優勝経験者もいますが、投手陣に関しては若い選手なんかは特に、水上なんかもね、昨日はちょっとうまくいかなかったですけどね、やっぱり初めての首位争いですから、いくら強心臓といってもね、責任というものが出て来るんですよね。だから隅田にしても負けてる時はいいんですけど、追いついて、さあ!しっかり抑えなきゃっていうところで重圧じゃないんですけどね、色んなことがかかってくると大事に行ってしまう。まあ、これも経験ですからね」
――こういうところを乗り越えてみんな成長していくと、いうところなんでしょうか?
辻「そうですね、やっぱり失敗無くして成長は無いと思いますので、色んなことを経験しながら、失敗を繰り返さないように改めて練習に取り組んでくれればいいですし」
――昨日も水上投手、残念ながら打たれてしまいましたが、変わらず、どんどん強気で攻めてというところでしょうか?
辻「試合が終わったらショックを受けてたように感じましたが、風呂場で会ったら笑ってましたから大丈夫でしょう。まあそこは我々の仕事としてもね、そういう時に選手たちを翌日に引きずらないように、新たな気持ちで今日にまた入って行けるかというところに持っていかなきゃいけないと思いますね」
――今日からバファローズとビジターで3連戦です。先週に続いて今日も山本投手が登板しますが、もちろん、リベンジという想いがあると思いますが?
辻「いやいや……必死で来ると思いますよ。ちょうど順位では上(2位と3位)にいますからね、この3連戦は本当に総力を結集して来ると思いますし、我々もそうです。ここで終わりじゃないですからね。まだまだ先はあるんですけど、やっぱり一試合一試合を必死に全員で戦っていくことだけですね」
――今日対戦する山本投手に関しては、前回は3点取りました。攻略の糸口が見えて来たというコメントもありましたが、前回、それから8月2日の試合で球数をたくさん投げさせました。ここのところの山本投手との対戦する打線というのは、監督どうご覧になっていますか?
辻「色んな今までの対戦の中でね、この球を捨ててこの球を打ちにいこうという、そういう信念を持ってやってくれてますし、追い込まれてからの低めのボールの見極め、際どいところでファウルで粘る。そういう姿勢がね、一番必要じゃないかと思います。しっかりと打てる球を打つということですよね、それが一番ですよ!」
――野手陣に関しては監督、ロッテ3連戦の中ではベテランの栗山選手が非常に頼もしいところを見せてくれていたんじゃないかと思いますが、昨日はホームランを打って一塁ベースを回った時、珍しくガッツポーズを見せましてね、ベテランのああいう姿というのはチームを奮い立たせるものがあるんじゃないかと思いますが?
辻「これから大事な試合だというのが分かった上での戦いですから、そういうところでベテランの栗山や中村が戦う姿勢を見せてくれてね、それが若い選手たちに浸透していくというか、そういう気持ちを感じてくれればいいと思いますね」
――どちらの気持ちが上回るのかという3連戦になりそうな気がしますね?
辻「お互いにそんなにチャンスは数少ないと思うんですね。その少ないチャンスを活かせるか活かせないか、そこでしょうね!」
※インタビュアー:文化放送・高橋将市アナウンサー
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