【西武】呉念庭選手インタビュー…恐れず、ためらわず「次の塁へ」
8月25日、ライオンズナイターでは試合前、呉念庭選手のインタビューをお届けした。好調な打撃、好判断の目立つ走塁に関して話を聴いた。
――5試合、ヒットが続いています。バッティングの状態、ご自身でどうご覧になっていますか?
呉「けっこう長い間、苦しんでいたので。その間に、自分のいいときの映像とかを観ながら修正して。やっと結果が出るようになりました」
――長い間、苦しんでいた。その理由はなんでしょうか?
呉「スイングの軌道がズレていた部分があって。いろんな方々にアドバイスももらって修正できたかなと」
――ジャイアンツとの最終戦で、ホームランを打ちましたね。その翌日、カープ戦で右膝に自打球を当てて途中交代していました。そこもきっかけに?
呉「きっかけというか、そのときチャンスをほかの人に与えていたので、悔しい部分があって。それでファームに落ちて、焦りが出て、なかなか自分のスイングをすることができずにいました」
――きのう(8月24日)の1本目のヒット。ノーボール2ストライクからのライト前でした。得点には結びつきませんでしたが、ノーアウト一塁という状況ではとても価値があったと思います。
呉「役割は『つないで』のバッティングなので。つないで後ろのバッターに渡す、という感じでした」
――価値のあるヒットという意味では、おとといの第1打席もすばらしかったですね。
呉「先制点がほしかったところで、久しぶりのタイムリー。チームの力になれてよかったです」
――以前「得点圏で打席を迎えたらボールを潰す感覚になる」と話されていました。具体的にはどういうことでしょうか?
呉「よく叩いて強い打球にすれば、間を抜ける確率も高まるし。強い打球を意識して打席に立ちますね」
――おとといのタイムリーはそれができていたと。
呉「そうですね。久しぶりにああいういい打球が出せました」
――走塁についても。きのうの4回表1アウト二塁。二塁走者として中村剛也選手のショートゴロが飛んできました。自分よりも右側、三塁方向に打球が来たのに、ためらわずにスタートを切って三塁をおとしいれました。振り返っていただけますか?
呉「中村さんが打つ前にポジショニングを確認したら、ショートが深めで。当たった瞬間の一歩目が早かったので迷わずに行って。『次の塁、次の塁』という意識は常にあります」
――4日前、日曜のバファローズ戦。一塁走者として愛斗選手とのバスターエンドランで三塁まで行かれました。センター前、ライト前ヒットならよく見ますが、あのときレフト前ヒットで進んでいました。それも走塁への意識の高さから?
呉「チームで徹底しているので。恐れずにチャレンジする気持ちでした」
――昨年のいまごろとはまったく違うチーム状態です。毎日、どのような気持ちでプレーされていますか?
呉「優勝を争っているチームにいて。毎日落とせない、いい緊張感の中でやれています。チームの力になれるようにしっかり準備したいですね」
※インタビュアー:文化放送・斉藤一美アナ
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