「チュウモリ」酒井直斗さん、「なんでもない芸人」から地元・名古屋のラジオスターに!?

山根良顕「意外とデカい（笑）。ラジオで聴いていると小ぶりなイメージなのよ」

坂口愛美「そう。かわいらしい、愛される感じで……」

酒井直斗「ただ実際は183センチ、90キロ（笑）。とにかく打たれ強いんです！」

地元の名古屋で芸人として活動を続けている酒井さん。山根から「全国区になるために東京へ出ようとは思わなかった？」と聞かれるとこう答える。

酒井「何回か考えました。いま28歳で高校1年生のときお笑い始めたんです。ハイスクールマンザイという大会に、僕の世代だと1個上に霜降り明星の粗品さんとか、同世代でもパーマ大佐、たかまつなな、レインボーの池田くんとかが出ていて。3年生で今後どうしようかなというとき、東京や大阪でガッチリやっている人を見て『レベルが違う』『もしかして地元にいたほうが勝てるんじゃないか（笑）』って」

山根「弱気だな（笑）。なんで名古屋でラジオやれるようになったの？ 名古屋って関東から芸人を呼ぶこともあるのに」

酒井「僕の世代がCBCにいなかったんですよ。ラジオを始めさせてもらった10年ぐらい前に、公開オーディション的なものがあったんです。イベントスペースで2分間、疑似番組をやるみたいな。名古屋を背負って立っている人たちがやっていく中、19歳のなんでもない芸人が出て。そこでひとりのディレクターさんが『こいつ何かできるんじゃないか』と、ダークホースのような感じで拾ってくださって」

山根「そういう大会って、名が知れている方はある程度できるんだけど、『19歳ぐらいのよくわからないけどモノになるかもしれない』という人をチョイスしたくなるのかもね。将来性や地元感というので。新しいスターをつくりたいじゃん」

CBCラジオの「チュウモリ」（平日午後10時～12時）水曜、木曜に出演している酒井さん。そのトーク内容について山根が感想を述べる。

山根「話している内容が若い。浜辺美波ちゃんと橋本環奈ちゃんがディズニーランドに行った話で盛り上がる（笑）。結婚しているんでしょう？ それであの話題に乗っかれるってすごい。若いリスナーも楽しいと思う」

酒井「その日、いちばん心に残ったことをしゃべりたいわけですよ！ 今週の放送でいうと（プロ野球）広島×中日戦が押したから、その間に『どうしようかな』と思っていたら、2人がディズニーに行った、って自撮りを！ 一緒に何を食べたんだろうとか……」

山根「キャッチ―なんだよ。28……、若いかどうかは知らないけど、いい世代にいる。高校生の話もわかるし、結婚しているから大人の話もわかる。すごくバランスいいなって」

実際にリスナー層も「ラジオを初めて聴く」という10代前半から、40、50、60代の方もいて、幅広いという。夏休み期間にはラジオ体操を企画として行い、リスナーも集まっているそうだ。影響を受けたパーソナリティについては、アルコ&ピースの名を挙げる。

酒井「特にラジノート（チュウモリ水曜）は技術の授業でラジオをつくって、ひねってみたら聴けた、という子たちがいる。そういう子が初めてメールをくれたときに必ず読む、とかを大事にしています。大好きなアルコ&ピースさんは1通のメールや自分が話したことからブワーッと転がして番組が大きくなる。そういうところも参考にはしながら、ライトなメールを読んでいくという感じですね」

山根「そのほうがリスナーがいっぱい参加できる感もあるね。Twitterの拾い方もうまい！ 森谷佳奈さんもそうだけど」

酒井「生放送中はしゃべりながら、Twitterを『更新、更新、更新』としています（笑）」

「おとなりさん」は平日月曜～金曜の朝8～11時、文化放送（AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko）で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。