【西武】隅田知一郎投手インタビュー…一軍復帰後も「地道な練習」を忘れない
8月18日、西武はベルーナドームで福岡ソフトバンクとの首位攻防、第3戦。ライオンズナイターでは試合前、隅田知一郎投手のインタビューをお届けした。隅田投手は前日におよそ2ヶ月ぶりの一軍の復帰登板を果たしている。
――2ヶ月ぶりの一軍のマウンドで、プロ初リリーフ。いかがでしたか?
隅田「『中継ぎ』と聞いたときは正直、ビックリしたんですけど、でもどんなポジションでもやることは変わらないので。豊田コーチからも『気にせず思いきり行ってこい!』と言われているので、与えられたポジション、自分の仕事を全うしようという気持ちで臨んでいます」
――ビックリしたと。いつ言われたんですか?
隅田「8月13日に。14日にファームのジャイアンツ戦で中継ぎを1回させてもらって、火曜(16日)から一軍合流と」
――戸惑いながらもしっかりと自分の仕事をこなされたんですね。
隅田「悔しい思いをして、二軍降格という形になったので。もう一回しっかり下で自分を見つめ直して。自分と向き合う、いい時間だったと思います」
――きのう(8月17日)の試合後のコメントで、「これからもファームで積んできた地道な練習をおろそかにせず、もっとパワーアップしたい」と。地道な練習、どういったメニューでしたか?
隅田「ファームは個別練習があるんですけど、それを人一倍じゃないですけど。メディシンボールを使って、傾斜に入って体重移動の練習とか。あと一本足でしっかり立つ練習、メディシンボールを持ってバランスをとる、とかですね。あと瞬発のジャンプ系(のメニュー)もあるので、そういう練習を自分の身になるように必死にやりました」
――フォームで見直した点はありますか?
隅田「無駄な動作というか、力みにつながるような動作があったので。もっとこう、セットに入るところから意識づけ、といったことをしました」
――いろいろ改善点を頭に入れてトレーニングを続けて、修正して、一軍に上がって。ゆうべはそれがほぼすべて、いい形で出たと考えていいですか?
隅田「まだ1試合しか投げていないので……。ピンチの場面で、いいチャンスをもらえた。そこで結果を出せたのはよかったと思うんですけど。やっぱり『先発に戻りたい』という気持ちはもってるので、継続してこういうピッチングができるように、というのは考えています」
――牧原大成選手を2球で追いこんだあと、森友哉捕手がマウンドに来て、和やかにお話をされていました。よろしければどういう内容だったか教えていただけますか?
隅田「ピッチング練習前にサインの確認をしたんですけど、そこで自分が緊張というかテンパってしまって(笑)。うまくサイン確認できていなかったので、もう一度森さんが来て、確認してくれました」
――サインが違った。
隅田「そうですね、2球目……」
――森さん、よく捕れましたね(笑)。
隅田「苦笑いされてたんで(笑)」
――でも3回1/3、ほぼ完璧に抑えたのはさすがだと思いました。もっといけたんですか?
隅田「中継ぎですけど先発だと思って。自分の出番から1人1人、先のことは考えず、という気持ちで投げていました」
――この体験はこれからの先発起用に活きそうですね。
隅田「そうですね。いまは中継ぎというポジションを任されているので、先発でやりたいという気持ちを抱きながら、しっかり自分の仕事を全うしたいと思います」
――きょうもブルペン待機ですか? 連投は?
隅田「もちろん。ある気持ちで準備したいと思います!」
※インタビュアー:文化放送・斉藤一美アナ
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