【西武】引退表明の内海が「真剣勝負」の19球で無失点!「まさかまさか、感謝しかないです」
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◆西武3-5ソフトバンク(ベルーナドーム)
前日に今季限りでの現役引退を表明した西武の内海哲也投手(40)が、移籍後初の中継ぎ登板で1イニングを無失点に抑えた。
その名前がコールされると球場が万雷の拍手に包まれた。「マウンドに上がる時にすごい青炎をいただいたので、本当に後押しして頂いたなっていうのと、あれで僕の中でスイッチが入りました」ブルペンに向かう時から送られていた拍手は、1球ごと、1アウトごとに大きくなった。
先頭の中村晃の投ゴロを冷静にさばくと、三森はスライダーで見逃し三振。代打・松田には内野安打を許すが甲斐を三ゴロに仕留めた。最速は139キロながら、低めを丁寧に攻めて無失点。首位攻防戦で2点ビハインドの8回、任された場面できっちり仕事を果たした。
「もうちょっと点差が開いた負けてる場面かなと勝手に僕が想像してたんで、まさか、まさかまさかって感じでした。きょうが引退試合じゃないし真剣勝負なんで、それが引退を表明した後でもできるということに感謝しかないです」
自身の中で引退を決めてから、想像していなかった中継ぎとしての一軍昇格。まだ「真剣勝負」は終わりじゃない。
「背伸びせず、自分のやってきたことを。今までのキャリアの全ての引き出しを開けながらなんとか乗り越えていければいいかなと思います」
ユニフォームを脱ぐその日まで、戦力として、後輩の道標として、内海は腕を振り続ける。
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