村上信五くんと経済クン 夏休み特別企画「藤井聡さんに聞く！日本の経済」

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【Q１．つい最近まで“円安”と騒いでいたのに“円高”というニュースを最近耳にする。何が起きているのか？日銀が円の価格を調整することはできないのか？】
金利が影響するといわれているが、基本的にイメージで円やドルの価値が変化する。デフレで日本経済全体の実力は落ちてきている。そのため、今後も基本的には円安が続くのではないか。日銀が円の価格をすることは調整できる。為替のことだけ考えると金利を上げればよいが、投資など他の側面も考えると、円安で投資を加速させておいたほうが良いという黒田日銀総裁の判断だと考えられる。
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【Q２．日銀総裁はどうやって決めている？】
国会同意人事といわれ、国会が許可しないといけない。国会は国民の代表なので、形としては日本国民が決めていることになる。結局は与党の声が大きくなるため総理の意向が大きく反映される。現在の黒田東彦総裁はとても個性的。非伝統的な金融政策とご自身でもおっしゃっている。来期は全く違う政策の人が総裁になるのではないかと藤井さんは予想している。そして消費税が増えるなどの影響が出るのではないか…？と考えている。
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【Q３．日本だけ給料が上がっていないのはなぜ？】
消費税を増税したから。日本の給料は３０年間上がっていない。そのため、消費税を減税や撤廃すれば、賃金は上がると藤井さんは考える。
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【Q４．アメリカのGDPが２期連続のマイナス成長に。世界への影響は？】
世界的な不況になるのではないか。特に今年の秋頃から大変な状況になるのではないかと予測するエコノミストが多い。コロナやロシアによるウクライナ侵攻などが影響。また金利が世界中で急に高まったため、急に投資が冷え込む。そうするとバブル崩壊のような状況になるのではないか。色々なものが急に安くなるとみられるため、資産がある人は早めに売った方が良いのでは。
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【Q５．国際エネルギープロジェクト“サハリン２”について】
サハリン２が入ってこなければ、今年の冬、計画停電の可能性がある。また、今からさらに３割電気代が上がるとみられる。
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今回もパワフルに、わかりやすくお話ししてくださった藤井さん。ありがとうございました！毎回時間が足りず聞ききれない…！またぜひお越し頂きたいです！また、藤井さんは安倍元総理のもとで内閣官房参与としてお勤めされていたということで、冒頭では安倍元総理についての想いもお話し頂きました。聴き逃した方はradikoのタイムフリーでぜひ。
坂口愛美