足場からの墜落をVRで体験!杉孝が進める足場DXの取り組みとは?
建設現場など高い所で作業するのに必要な足場。墜落、転落といった事故も起こりうる危険な場所でもあるわけだが、仮設機材レンタルを手掛ける株式会社杉孝では、VRやMR(Mixed Reality)を使った足場での安全訓練を行っているという。
VRを使った訓練では、高さ20mでの不安全行動による足場からの墜落の恐ろしさが体感できる。またMRを使った訓練は、講師と5人の受講者、合わせて6 人が同時に接続できるもので、同一の3Dモデルを共有しながら、足場点検の方法や不安全箇所を探す訓練などを事務所にいながら手軽に受けることができる。
▲訓練で使用するゴーグル
▲訓練の様子
8月8日放送の「L is B presents 現場DX研究所」は、ゲストに株式会社杉孝の技術営業部足場安全コンサルティング課課長の髙橋理恵子さんと、技術営業部デジタルサービス推進課課長の三宅祥子さんをお迎えし、VRやMR(Mixed Reality)を使った足場の安全教育がどんなものか語っていただいた。
L is B代表・横井太輔氏「DX、デジタル化という視点で取り組んでいることは何ですか?」
株式会社杉孝・髙橋理恵子氏「VR・MRを活用した安全教育です」
横井「VRを取り入れるきっかけは何だったんですか?」
髙橋「VRの安全教育を取り入れる前までは、3DのCGのアニメーションの動画などを使って安全講和を行うなどやっていたんですね。そういう動画が非常に効果的だということがお客様の反応からもわかっていたことがありまして、ちょうどVR元年といわれていた時期で、VRが非常に注目されていて、これを安全教育に取り入れようとしたことがきっかけです」
横井「足場からの墜落がVRで体験できるんですよね」
髙橋「そうです、VRの中で落ちます。非常に怖いです」
株式会社杉孝・三宅祥子氏「リアルなのでふらついてしまう方もいるくらいです。」
横井「お二人は体験されました?」
三宅「うちのVRは、VRゴーグルをただかぶるだけじゃなく感触を出すために、足場の板を置いてその上を歩くんですよ。だから足の感じも足場と同じなのでリアルです」
髙橋「私は怖くて目をつぶってしまいました」
横井「現場の方の反応はいかがですか?」
髙橋「“同じようなことが起きないよう、安全な足場を設置しようと思った”とか“手順をちゃんと守らなきゃいけないと思いました”といった声をいただくことが多くあります」
文化放送・松井佐祐里アナ「リアルでちゃんとやらないといけないんだよということがわかるんですね」
「L is B presents 現場DX研究所」は毎週月曜20時~20時30分まで文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。日本最大級の音声プラットフォーム「Voicy」でもアーカイブ配信しています。
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この記事の番組情報
L is B presents 現場DX研究所
月 20:00~20:30
『温故知新』をテーマに、建設業や小売業など現場向けのビジネスチャットツール『direct』などをリリースする会社L is Bの横井が、様々な企業の代表者と対談…