【西武】辻監督インタビュー…今日で100試合目!ライオンズはファンの声援を力に、首位街道を突き進む!
8月5日放送のライオンズナイターでは、ベルーナドームの千葉ロッテマリーンズ17回戦の試合前に、埼玉西武ライオンズの辻発彦監督にインタビュー。火曜日からのオリックス戦に3連勝して首位固めに成功したライオンズだが、辻監督は今のチーム状況をどう見ているのだろうか?
――5連勝と勢いのあったオリックス相手にカード3連勝、それも好投手相手に!この3連戦を振り返ってみると?
辻「ああ、想像以上に、まさかね、3つ取れるとは思ってなかったですねえ。投手陣も野手陣も本当に粘り強く戦った結果だと思います」
――初戦は1、2番の活躍で、2戦目は森選手が2発放ち、そして3戦目はおかわり・中村剛也選手のサヨナラホームランと、まさに日替わりヒーローが生まれているが?
辻「勝てる時ってそういうものだと思います。やっぱり今までがね、特に山川に頼りっきりだったという打線ですけども、ここにきてみんなも調子上げて来ましたし、バランス良く戦えている証拠ですね」
――バランスの良さというと若手・中堅・ベテラン選手がそれぞれ活躍していて、特に中村選手や栗山選手など、ここぞという時のベテランの力はさすがだと思ったが。
辻「チーム力といったら絶対そういうのが必要になる時期になります。特に終盤大事な試合というのは経験が物を言いますし、これが本当に加味してくれば、いい方向に向かって行くでしょうね」
――接戦をものにしているゲームの中、記録には残らないが光るのは源田選手の守備……昨日、エンドランで逆をつかれながらも併殺を完成させた。守備の名手だった辻監督の目から見てもあのプレイは難しいのでは?
辻「そうですね。そこはもう、しっかりと用心してたと思いますよ。あのケースで単独スチールは100%無いわけですから。走ってきたらエンドランかなっていう用心をしながらも守る、それが内野手の状況判断ですから。まあ、源田にしてみれば大したこと無かったと思います」
――投手陣では本田投手が10試合連続無失点で、水上投手も18試合連続無失点。平良投手も真っすぐ中心に打者を抑えているが、夏場苦しい時期にリリーフ陣も相変わらず安定しているというのは心強いのでは?
辻「う~んそうですね、ずーっと不安ばっかりですよ。うまく投げてはくれてますけどね、やはり疲れはどうなのかな?という不安が常につきまとってて、連投はなかなかさせないようにしたいんですけども、まあ、勝ちに向かって試合は常に流れてますからね、だからリリーフ陣にも負担がかかりつつあるんですけども、まあ今日からまた増田が帰ってきますし、あとスミスも入りましたし、後ろはちょっと厚くなったんで、さらにね、力を発揮してくれると思います」
――今日から復帰の増田投手、投げさせる場所はどう考えている?
辻「う~ん……まだそこまでは。基本的には一番後ろで行こうとは思うんですけどもね、これからはもうそういうことを言っていられないので、色んなところで状況を考えて、やはり苦手としているバッターは当然居るでしょうしね、打順にもよりますし、色んなことを考えると思うんですが、基本的には増田は後ろで落ち着いて投げて欲しいです」
――今日の先発は今井投手。オールスター明け1発目は今井投手で行って、6回124球と球数を要したが勝ち投手になった。7月、今季初登板から4度登板してすべて自責点が3点以下ということで、辻監督はここまでの今井投手の投球をどう見ている?
辻「安定していると思います。非常に気持ちのこもった投球をしてくれていますし。ただやっぱり毎試合立ち上がりがね、不安なんで。3回までピシッていってくれれば、さらにリズムに乗っていいピッチングをしてくれるはずです。だからそこを今日もね、そういうところを注意しながら、特にいい立ち上がりをして貰いたいですね」
――今日ライオンズは今シーズン100試合目だが、チームは首位の位置にいる。混戦パ・リーグということで、この状況を含めて、ファンの皆さんにメッセージを。
辻「本当にチームは非常にいい形で、明るくというか活気があっていい戦いをしているんで、夏休みということもあって、まだまだ暑いですけど、ベルーナドームに足を運んでいただいて、たくさんの声援を送っていただきたいと思います」
――ベルーナドームで30勝15敗2つの引き分けということで、非常に調子がいいが?
辻「やっぱりファンの力は大きいです!」
※インタビュアー:文化放送・山田弥希寿アナウンサー
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