「プロデューサーから渾身のキックも」マハラージャンが明かした広告マン時代の理不尽な日々

「プロデューサーから渾身のキックも」マハラージャンが明かした広告マン時代の理不尽な日々

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スーツ姿で頭にターバンを巻いた謎のシンガーソングライター、マハラージャンさんが8月1日の「くにまる食堂」にご来店。デビューする前に経験した広告業界の理不尽な仕事を明かした。

野村邦丸アナ「音楽活動はいつからやっているんですか?」

マハラージャン「小学四年ぐらいからトランペットを初めて、それからずっと吹奏楽をやって、大学に入ってからはギターやボーカルを初めて、オリジナル曲を作り始めたのは20歳を過ぎて社会人になってからですね。」

邦丸「大学を出た後は、CMの制作会社に入社したんですよね。オレ今、某社のCMに出てるんですけど、びっくりしたのは撮影時間とこだわり。サプリの粒を瓶から出すシーンを18回もやった。こんなの粒が出るだけだから同じだろうって思うんだけど、ずーっとやるんだね。

マハ「やりますね。たぶん粒のバラけ方とか、粒の表面の見え方とか、そういうのがいい感じで絵に収まるように撮れないとだめなので、何回もやらざるを得ないですね。」

邦丸「確かに、バラけ方は言われた。「おしい!1粒飛んでる」って言うんだけど同じだと思うんだよ。ラジオじゃ絶対ありえない。」

マハ「CMだとそればっかりですから時間がかかります。」

邦丸「じゃあ、マハラージャンさんもスタジオとかロケ現場にずーっといたわけだ。」

マハ「そうですね。そこにいて仕切ったりとか、監督やカメラマンのスケジュールを調整したりとか、ロケ地を探したりとか、あと怒られたりしてましたね。」

邦丸「どんな仕事にも理不尽さはあると思いますが、それを溜める人もいれば、マハラージャンさんの場合は曲作りに生かしたわけですね。」

マハ「僕は学生の頃、映画の勉強をしていたんですけど、監督や脚本家が体験したことを反映した映画は良い作品になるんですね。だから僕も音楽をやるなら歌詞に自分が体験したことを入れ込もうと思って、実際に曲作りに活かしたらすごく評価されました。なので辛いことをバネにしてきたのかもしれません。あんまりラジオで言うのはよくないと思いますけど、だいぶ理不尽なことがありました。あっ言っちゃった。」

邦丸(笑)「そういう業界は理不尽の塊みたいなところがあるのかもね。」

マハ「そうですね。なぜ私はこんなに怒られてるんだろう?あなたが言ったことなんじゃないか。あなたの言った事をやった結果、私が今怒られているっていう事もありましたね。具体的に言うと差し障りがあるんですが、クライアントさんとかも見ている撮影現場で、女性の背が高いプロデューサーに思い切り2~3回蹴られたことがあります。痛いというかびっくりしましたね。」

邦丸「そのプロデューサーもクライアントがいて示しがつかないから、蹴るしかなかったのかもしれないね。」

マハ「そうですね。でもきっとその人も理不尽なことを経験してきたと思うので。改善されることを願います。」

「くにまる食堂」は平日朝11~13時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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