15の政権を取材……青山和弘の政治ジャーナリストとしての生き方
7月27日「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送)、大竹メインディッシュのコーナーに、政治ジャーナリストの青山和弘氏が登場した。青山氏は1992年に日本テレビに入社、羽田内閣から岸田内閣まで、15の政権を取材してきた。現在はフリーで活動している。
壇蜜「羽田内閣って日本でいちばん短い内閣ですか? 半袖のスーツとかを着ていらっしゃった……」
青山和弘「そうですね、2ヶ月ぐらいしかなかった。スーツは省エネルックといって、クールビズが生まれる前の『はしり』みたいでしたけど、当時はあまり流行らなかったです」
壇蜜「『15の政権』って、そんなに変わったんだと思いました」
青山「本当に日本の政治は安定しなかったので。だから安倍さんが(通算)8年8ヶ月も務めたのが特別に見える、というのもありますね」
壇蜜「これまで日本テレビ所属で『スッキリ』『ミヤネ屋』に出演されて。私も拝見したことありますけど、いまはフリー?」
青山「昨年、独立しました。いろんな立場から自由にものを言えるようになりたいなというのもありまして。何が違うって、取材をいくらしてもなんの給料にもならないんですね。サラリーマンのときは取材そのものも労働時間のうちだったんですけど。いまはアウトプットしてナンボ、というのがまったく違います。あと休みの日、というのが明確じゃないんですね」
壇蜜「そうか、休みも何かやっていないと……」
青山「いまの時代、インプットするものが大量にあるじゃないですか。週刊誌、テレビ、新聞だけじゃなくてYouTube、ネット記事……見るだけでも1日つぶれちゃうんですね」
壇蜜「その中にも本当のこととウソとが、あるわけじゃないですか。見極めるにも時間がかかる」
青山「そうですね。結局は自分で行って、政治家や官僚らから話を聴いて、それを信じるという態度でいかないと。ネットから得たものは参考にとどめる。『こういう考えもあるのか』とは思いますけど、事実は自分で確かめにいく、というのが『政治ジャーナリスト』と名乗る以上は大事な姿勢かなと」
大竹まこと「ジャーナリストとしてアウトプットするときは『自分はどう思うか』というのも乗せて話さなくちゃいけないですね。いままでは(情報を)受けて探って……ということだったんでしょうけど」
青山「テレビ局にいたころは一時情報、『これがこう決まりました』というまでを出すことがメインの仕事だったんですけど、いまはそれに対する評価や解説などを乗せていかないと存在価値自体が問われるかなと」
壇蜜「情報だけじゃダメ」
このあとは連日メディアで報じられる政治と宗教の問題について、青山氏の取材や経験をもとにじっくりと語られた。予定時間に収まりきらないほどのボリュームとなったので、radikoのタイムフリー機能を使って確認してほしい。
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