都のコロナ感染者、2日連続過去最多の3万人超え!
平日午後5時から全国32局を結んでお送りしている「ニュースパレード」
7月22日(金)に発表された都の新型コロナ新規感染者数は3万4995人。
前日の3万1878人よりさらに増え、2日連続過去最多となりました。
(写真・東京都提供)
小池知事は記者会見で「行動制限」について記者から質問されましたが
「最も優先すべきは都民の命を守ること。そのためには 重症者を出さないこと。
オミクロン株についてしっかり感染状況などモニタリングし、国の動向、専門家の意見も踏まえて先手先手で対応する」と語りました。
つまり「行動制限」はとりあえず求めず、状況を見ていくということですよね。
また保育園や幼稚園、小学校での濃厚接触者の特定を原則として取りやめると明らかにしました。
子どもが濃厚接触者になって自宅待機になると親も働けなくなるので、そういう事態を避けようという狙いです。
21日にはモニタリング会議が開かれました。
(写真・東京都提供…会議が開かれる庁議室で専門家に挨拶する小池知事)
専門家の大曲先生は「今回の増加比が継続するとこれまでに経験したことのない爆発的な感染状況になる。
感染防止対策を今一度再点検し徹底する必要がある」とし
「第6波のピークを大きく超えることとなる。今から生活必需品などの最低限の準備をしておくことを都民に呼び掛ける必要がある」とも述べました。
医療提供体制も4段階の一番厳しいレベル「赤」とされ「逼迫している」状況になりました。
専門家の猪口先生は「検査希望者が急速に増えて、救急搬送に時間がかかるようになった。入口の部分で赤」と。
知事は「ワクチン」「換気」「マスク」を3つのキーワードとして
感染防止対策をとるよう訴えています。
このうちワクチンについては、これまで大曲先生のようなコロナ患者を診ている医師でも4回目のワクチン接種がまだでした。
ようやく国が医療従事者への4回目接種を決めたので
7月23日(土)から、都内在住の医療従事者や高齢者施設で働く方を対象に
都庁のワクチン接種センターなどで予約なしの4回目のワクチン接種が始まりました。
土日の診療や検査体制も今後強化される予定です。
収束どころか、ピークがまだこれからという第7波。
感染者数にだけ注目するのはおかしいという見方もありますが
都民の100人に一人が陽性者として療養していて、9割以上が自宅療養中か調整中という状況…。
いよいよ本格的な夏休みシーズンですが、この数字をみると旅行や帰省をどうするか、悩む方も多いのでは…。
都庁担当記者 伊藤佳子