第100回箱根駅伝、予選会の出場権を“全国の大学”に拡大
箱根駅伝(東京箱根間往復大学駅伝競争)は、2024年に第100回を迎える。7月1日の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、この箱根駅伝に訪れている変化について、金曜コメンテーターで岡三証券チーフエコノミストの会田卓司氏と寺島尚正アナウンサーが議論を展開した。
勢力図に変化? 第101回以降は「検討中」
関東学生陸上競技連盟は、来年秋に開催される第100回箱根駅伝の予選会に全国の大学が参加可能となることを発表した。従来の参加資格は「関東学生」陸上競技男子登録者だったが、第100回大会に関しては「日本学生」陸上競技連合男子登録者に対象が拡がる。予選会を突破すると、2024年1月2日と3日に開催される第100回箱根駅伝の出場権を獲得できる。
「これは楽しみですね。強豪校は関東に偏ってしまっていますので、(出場の権利が)全国に広がることによって多くの選手にチャンスが与えられるのはとても良いことだと思います。私の娘も大学で駅伝の選手をやっていますので、駅伝が盛り上がることは個人的にも嬉しいです」(会田氏)
「元々この箱根駅伝は、世界に通用するランナーを育てようということからスタートしたということですからね。ただ、正確に申し上げるなら、第101回以降もこれを続けるかについては、検討する、ということです」(寺島アナ)
「第100回大会が成功すれば、その後も注目が集まりますので、全国化(の継続)が検討されると思います。まずは予選ですので、全国の大学が予選を突破してくれることを願いたいと思います」(会田氏)
現状、長距離陸上競技において、関東と関東以外の大学では戦力差が大きい。去年の全日本大学駅伝では15位までを関東勢が占め、関東以外の大学が優勝したのは1986年の京都産業大学まで遡る。門戸を広げることで大学の長距離界の勢力図が変わっていくのか、という点にも注目が集まっている。
「(陸上長距離をやっている)高校生がどの大学に入るかと考えた時に、やっぱり箱根駅伝に出たいと思ったら、関東に固まっちゃいますよね。これが全国に広がればいいですね」(寺島アナ)
「おはよう寺ちゃん」は平日朝5~8時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
※タイムフリーは1週間限定コンテンツです。
※他エリアの放送を聴くにはプレミアム会員になる必要があります。