金八先生は、当初、武田鉄矢でなく岸田敏志が演じる予定だった?
人気ドラマ「3年B組金八先生」の金八先生は、元々、俳優の岸田敏志さんがやる予定だった。6月29日放送の「くにまる食堂」(文化放送)で、ゲストの岸田敏志さんが、金八先生の裏話を語った。
野村邦丸アナ「岸田さんといえば、“きみの朝”が特大ヒットしました」
岸田敏志「あの時は25歳か26歳。デビューして4年目で、シンガーソングライターで鳴かず飛ばずでやってたわけです。それが8枚目のシングルで、ドラマに出てみませんか?という話をいただいて、出た中でこの曲がヒットしていくサクセスストーリーの業界ドラマの走りで、それできみの朝が売れた」
邦丸「あの金八先生は、当初は岸田さんで行こうという話があったそうですね」
岸田「“愛と喝采と”というきみの朝が売れた時のプロデューサーだった方が長年温めていた先生シリーズを僕が教員の免状を持っているというのを知って、次の企画は僕で行こうと事務所に打診したんです。でも、事務所は全国ツアーを入れちゃってスケジュールがない。それで、同じ事務所にちょうど“幸福の黄色いハンカチ”で一息ついてた武田鉄矢さんがいて、彼はどうですか?となって、武田さんも福岡の教育大をかじってますので、まず金八先生を武田さんにやってもらって、その次は私でという話になったと聞いています」
邦丸「それで、金八先生が大ヒット」
岸田「困りました」
邦丸「ワッハッハッハッ。“贈る言葉”も作曲は岸田さんという話があったそうですね」
岸田「プロデューサーから贈る言葉の歌詞を渡されて、自分が歌うものだと思って作曲したんですけど、実際には武田さんが歌うということで、“こんな幅の広い叙情的な歌は俺には歌えない”となって千葉さんが書いて大ヒット」
邦丸「だから、武田家からは毎年、岸田家にお歳暮が届くんですよね」
岸田「とんでもございません。私の方から送ってます」
邦丸「ワッハッハッハッ」
「くにまる食堂」は平日朝11~13時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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