「電力需給ひっ迫注意報」発令…無理のない節電を!
今日6月27日(月)都心は35.7℃まで上がり、3日連続の猛暑日となりました。
朝8時には30℃を超え、新宿で通勤途中の方などにインタビューすると「急に暑くなって、頭が痛くて大変…」「しんどい。年をとってくると…家から出ないようにしている」「たまらない…大変!」「だるくなる暑さ…」という声が聞かれました。
暑い中、汗をぬぐいながら答えて下さり、ありがとうございます!
政府は東京電力管内に初めてとなる「電力需給ひっ迫情報」を発令。
これを受けて、東京都はきょう午前、電力需給逼迫に係る危機管理対策会議を開きました。
(写真 東京都提供)
都の施設については、エレベーターを4台に1台停止するという「間引き運転」に、照明を半分に、コピー機の稼働台数制限、ライトアップ点灯の中止といった
節電の取組を実施。
小池知事は 都民に対して「まずは熱中症に注意してほしい、一方、室温を28℃にするなど適切に冷房を使用し節電をお願いしたい」と呼びかけました。
具体的な対策としては、冷蔵庫の庫内の温度設定を「強」から「中」に変更する。
午後3時~6時、消費電力の大きいアイロンや電気ポッド、電子レンジなどの使用を集中的に行わないことなどを紹介しました。
また事業社にたいしては、パソコン画面の明るさを抑え、使っていないエリアの照明を消し空調を止める。
OA機器の稼働を間引きすることなどの節電行動が呼びかけられました。
明日28日も厳しい暑さが続く見込みで、「電力需給ひっ迫注意報」の継続が発表されています。
「節電」の必要性は納得できますが、今日21時までに東京消防庁管内で180人が熱中症で医療機関に救急搬送されました。
くれぐれも無理のない節電対策を!
また、関東甲信地方は記録がある中では最も早くきょう6月27日、梅雨明けの発表がありました。
9月に梅雨明けがこの日と確定されれば、梅雨の期間は21日間と最短。
熱中症だけでなく「水不足」が心配ですね。
まだ6月、今年の夏はどんなことになるのやら…。
気象予報士 防災士 都庁・気象庁担当記者 伊藤佳子