浦沢直樹、ユーミンのすごさを語る!高田純次「ムーミンとユーミンはどっちがすごいんだろう?」
6月26日の「純次と直樹」(文化放送)は、「このユーミンがすごい」と題して、浦沢直樹と高田純次が“ユーミン”こと松任谷由実さんのすごさについて語った。
浦沢「ユーミン、デビュー50周年ですって」
高田「才能ってのは、このことを言うんだね」
浦沢「高田さん、ユーミンがどのくらい才能あるか?わかってます?」
高田「2キロあるよね。脳みその中身が」
浦沢「重さですか。僕、ユーミンと食事したことあります」
高田「ユーミンは何食べるの?肉?」
浦沢「鮭と白ごはん食べました」
高田「ユーミンは肉食わないの?」
浦沢「知らないです」
高田「で、どんな話するの?」
浦沢「あの鮭おいしいね、みたいな話」
高田「それは普通だね」
浦沢「深い話よりも世間話が面白かったですね。そういう世間話からふわっとつかんでいくっていう所もありますよね。それが重要ですよね」
そして番組では、二人が好きなユーミンの曲を紹介。高田がピックアップしたのが「中央フリーウェイ」だ。
高田「俺、田舎に住んでたから、中央フリーウェイが近いから」
浦沢「中央フリーウェイといえば、僕らのテリトリーだね。右に競馬場が見えて、左はビール工場。まさにあそこで遊んでたんです」
高田「ユーミンは八王子だから、都心から帰る間というのが中央フリーウェイなんだけど、それを歌にしちゃうのがすごい」
浦沢「たしかムッシュかまやつさんに作った作品だと思う。若いころにムッシュのために作ったのを歌ったみたいな逸話がありますね」
一方、浦沢がピックアップした曲が、「海を見ていた午後」だ。
浦沢「ユーミン、すごいすごいというけど、何がすごいか?高田さんおわかりになってないですよね?」
高田「ムーミンとユーミンはどっちがすごいんだろう?」
浦沢「同じくらいすごいんじゃないですか。ここで、ユーミンの“海で見ていた午後”を聞いてみましょう」
二人で「海を見ていた午後」を聞いて…
高田「とてつもなく素晴らしい詩だね。“ソーダ水の中を貨物船がとおる”なんて出てこないよ」
浦沢「でしょ。みんなそこを言うんですよ。カフェでテーブルにソーダ水が置いてあって、向こうの海に貨物船が通るのがその中に映っているっていうシーンです。恐ろしいのは次のライン。“小さなアワも恋のように消えていった”というのがね、これは形容詞が逆なんですよ」
高田「普通だったら小さな恋もアワのように消えた」
浦沢「そうなんです。それを恋というのを消えるもののの代名詞にしてるんですよ。これがあの人の恐ろしい所。恋というのはアワよりも消えるものの代名詞にしちゃってるんですよ」
高田「これすごいね」
さらにこの後、浦沢は一番好きなアルバムとして「PEARL PIERCE」を挙げて、ユーミンの魅力を熱く語った。
「純次と直樹」は日曜夕方5時から、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。