生活保護…国民年金…困窮する日本国民の現状「コロナの影響もあって、猶予してくださいって人が増えてる」
6月24日の「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送)では、生活保護の現場が疲弊しているというニュースを取り上げ、大竹と室井がコメントを寄せた。
東京新聞によると、生活保護の現場が疲弊している。生活保護の利用者に対応する自治体のケースワーカーの業務負担増が深刻化している。利用者も200万人を超える高水準が続き、新規の申請件数も2年連続で増加しておよそ23万件。ケースワーカーの負担が増大して業務負担は限界に来ている。このニュースに対して大竹は、
「2年連続で増加して23万件。生活保護を認められる人は、それでも全部が認められているわけじゃありません。これ以上たくさんの方が、これからも困窮しているなっていうことはわかります」とコメント。
また、続いても東京新聞の記事から国民年金の保険料免除猶予が最多というニュースを取り上げた。所得が低いため、保険料の納付を全額免除猶予されている人が20年度から3万人増えて612万人となって2年連続で過去最多を更新したということだ。
「国民年金を払ってたら生活できないという意味。いくらだっけ1人1月1万6千円前後だと思うけども、年間通したらね、月これだけの金額だから結構な金額になるわけだ。それちょっと今払えないんで、しばらく猶予お願いしますというお願いが3万件。3万人増えて612万人になった。ちょっとこれ俺随分前にも言ったけど、その当時は20歳過ぎたら、1万いくらと一人で東京出てきて家賃払っていろんなものを税金引かれて、それで消費税払って。その上に1万6000円。もうこの時点で若い人にはちょっと無理なんじゃないかって俺は思ってたんだけど、これがこのコロナの影響もあって、猶予してくださいって人が増えてる」
大竹のコメントを受けて、室井は奨学金についても理由があるのではと指摘する。
「それとあれでしょう?奨学金を借りて大学とか行ってる子が多いでしょ?そしたら就職したらすぐ返さなきゃいけないわけじゃない。でもそれと同時にこういう風な(国民年金の)支払いもあるわけで…」
また、年金のシステムに関する歪みもあると大竹も別の視点から、問題を指摘する。
「奨学金の方は、ちょっと別のシステムもできてるらしいけど、全部じゃないけどもまあ、それ奨学金に返して、年金払って、もう一つの心配は2020年に産まれた子供の数が81万人。で2019年が、86万人なのね。ここのところずーっと100万人を割ってる。支えられる側のお年寄りは65歳以上が、4000万人いる。だから今物価が高くて、年金にもう払えないような状態が今こうなってるけど、それでこの先子供がどんどん育ってくるとこの例えばあと20年後には、この81万人の少ない人たちが多くのお年寄りを支えていくっていう。どんだけ荷物背負わせるんだと」
「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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