八嶋智人の俳優人生に影響を与えた演出家とは
6月22日の「おとなりさん」(文化放送)「10時のおとなりさん」のゲストに、俳優・八嶋智人さんが登場! 多くの舞台に出演してきた八嶋が、印象に残った演出家について語った。
八嶋智人をゲストに迎えて、坂口愛美アナウンサーが大変緊張しているということで……
坂口愛美アナ「人生で初めてというか唯一、ファンレターを出したことがあるのが八嶋さんなんですよ」
八嶋智人「そうなんですか! お返事来ました?」
坂口「お返事は来ませんでした」
八嶋「ひどいね~(笑) でも届いてたら絶対に出してますよ」
坂口「正規ルートじゃないんですよ。もう20年ぐらい前なんですけど、私の祖母と八嶋さんのお母様が同じ病院に通っていて。それで渡してもらったんですよ」
八嶋「僕が故郷に帰ったときにみたいなね。じゃあ、今日返事を書きますよ(笑)」
八嶋智人と鈴木おさむは、2001年の『ココリコミラクルタイプ』から付き合いがあるそう。
鈴木「ドラマ『HERO』に出たり、あの年代で人生が大きく変わりましたか?」
八嶋「そうですね、結婚もしましたし。『ミラクルタイプ』のメンバーに、お祝いもしてもらいましたよ。『トリビアの泉』もその頃に始まりましたしね」
そんな八嶋智人が所属する「劇団カムカムミニキーナ」は今年32年目を迎えた。
鈴木おさむ「たくさんの舞台やって、激しかった演出家の方はいますか?」
八嶋「そんなに無いんですよね。怒られる寸前で逃げたりもするのかもしれませんけど。そういう意味でいうと、劇団の演出家・松村武は中高の同級生で、僕のことを見飽きてるので一番厳しいです。去年、久々に追い詰められるように駄目出しをされて、新鮮でした」
鈴木「追い詰められるって、どんなふうに追い詰められるんですか?」
八嶋「若いときの駄目だしって、自分を否定されたように思っちゃいますけど、お客さんから良く見えるようにアドバイスしてもらえるから、悪いことじゃないんですよね。だから、若い頃の追い詰めとは違うのかもしれないですね」
鈴木「たとえば三谷幸喜さんは、実は細かいのではないかと思うんですけど」
八嶋「そうですね。メインのドラマが起こる場所をすごく見てらっしゃると思いますけど。『バッドニュース☆グッドタイミング』という舞台で、僕はずっと出ずっぱりの役で、稽古中はあまり言われなかったのでOKだと思ってやってたら、劇場で“お前そんな動いてたのか!?”って(笑)」
鈴木「『バッドニュース☆グッドタイミング』。僕、人生で見た舞台で一番面白いと思ってる舞台なんです」
八嶋「わあ、すごい! (三谷幸喜さんも)“ドタバタコメディーを描ききった”と仰られたそうですね」
鈴木「印象に残った演出家の方は?」
八嶋「もうお亡くなりになったんですけど、『維新派』という不思議な劇団が大阪にありまして、そこの松本雄吉さんに“タレント風情のみんなも頑張ってる”と言われて。茶化すような、関西の人なんで。それが嬉しかったのもあって。蜷川幸雄さんにしても、亡くなると作品が見られないですから、“出といて良かったな”と思います」
「おとなりさん」は平日月曜~金曜の朝8~11時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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