これもカーボンニュートラル? 笑い話ではなかった! ニュージーランドで牛や羊の「げっぷ課税」案
ニュージーランドで温室効果ガス(メタン)の発生源の一つである牛や羊の「げっぷ」への課税案が公表された。6月13日の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)はこのニュースに、寺島尚正アナウンサーと月曜コメンテーターで経済評論家の上念司氏が意見を交わした。
上念氏「そのうちオナラ税とかも出てくるかも…」
ロイター通信の報道によると、ニュージーランドは畜産品輸出大国として知られており、人口500万人に対し、牛は1000万頭、羊は2600万頭が飼われている。この牛や羊は他の動物に比べ、温室効果ガスを多く排出することがわかっていて、ニュージーランド最大の温室効果ガスの発生源の一つとされている。公表された課税案では、2025年以降、農家が「げっぷ税」を支払うことになるという。最終決定は今年12月を予定しており、税収は農家のための研究開発に使われる予定だ。
寺島アナがこう紹介すると、上念氏は少し笑いながら、「これもカーボンニュートラルじゃないですか。でもこれ、牛や羊を飼うことによって糞で土壌が豊かになって植物が育ち、植物が二酸化炭素を吸収するという側面もありますからね。そこまで全部計算しての課税案なんでしょうかね。まぁ植物は呼吸もしているので、プラスマイナスゼロという話もあるんですけどね」と意見を述べた。
「これ、げっぷをどういうふうにカウントするのかですよね?」と、寺島アナが突っ込む。これには、上念氏が「平均的なげっぷの数とか二酸化炭素の量とかで…… げっぷだけじゃなくてそのうちオナラ税とかも出てくるかもしれませんよ。カーボンニュートラルはちょっとやばいところまでいってますね。でも、これも予想はしていたんですが、やっぱりニュージーランドはすごいですね。原理主義ですね」と答えた。
寺島アナも、「最初はこれ笑い話だったんですけどね。げっぷも地球温暖化につながるらしいよって」と、ニュージーランドの「げっぷ」課税案に驚いていた。
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