【西武】増田達至投手インタビュー…豊田清コーチの記録超えも「みなさんに感謝」
6月9日放送のライオンズナイター、試合前は増田達至投手のインタビューをお届けした。増田投手は6月8日に、豊田清・現投手コーチの記録を上回る通算158セーブを記録している。
――練習前に投手の皆さんで輪になって毎回、拍手している様子をよく見ます。あれは何に対してのものでしょう?
増田「きょう(当日)の先発投手をコーチの方々が発表してくれるので、それに対して『がんばれ!』という感じで拍手をしています」
――「きのう、こういうことがあった。おめでとう」というのは?
増田「それもあります」
――きょうは間違いなくあるんじゃないかと思います。158セーブ、おめでとうございます! 豊田投手コーチの157セーブを上回ったのはほかならぬ増田投手ですが、いまのお気持ちはいかがでしょうか?
増田「うれしいですけど、やはり周りのみなさんに感謝したいと思います」
――ひとりでは成し遂げられない偉業ということですね。豊田投手コーチはなんと?
増田「試合後は話をしていないので……」
――(笑)。球団広報に寄せた公式コメントがありまして。豊田コーチいわく「こんなのスイスイと決めてくださいよ。僕はライオンズに戻ってきて、こんないいクローザーと出会えて本当に幸せです。増田にはこれからどんどん、もっと大事な場面で投げてもらいたいと思っています。がんばってください」とのことでした。
増田「そんな、いいクローザーというほどでは(笑)。ただ豊田さんの言ってくださっていることのように、しっかり貢献していきたいと思います」
――豊田コーチは就任3年目。ライオンズ歴代クローザー中、ナンバー1クラスの実績があるコーチから、どんなアドバイスを受けてきましたか?
増田「どんな……。場面、場面の配球ですかね。ここではヒット打たれてもいいけど1点差だと同点にされるとか、この場面のホームランに気をつけろ、とかそういうのを教わった気がします」
――これは仮定の話です。たとえばゆうべ(6月8日)のような3点リードのマウンドは今季4回目でした。セーブのつく状況では最も点差があります。マウンドで何を考えますか?
増田「いつも考えているのは先頭をしっかりと打ち取るということです」
――8対5という打撃戦でも、3対0でも同じ心境ですか?
増田「同じですね」
――先頭を出すと危ないと?
増田「そうですね、点にも絡みやすくなりますし。まずは先頭をしっかり打ち取るというのをブルペンから想定してやっています」
――1ヶ月ほど前の『ライオンズナイター』のインタビューで「あと2、3年経ったら先発に転向したい」ともおっしゃっていました。でもあと92セーブで通算250セーブを挙げれば名球会に入ることもできます。来年から数えて、あと3年もあれば達成できるかもしれません。それを前提とした先発転向宣言だったのでしょうか?
増田「あ~……。記録や数字はあまり気にしていないので。体がもつ限りはやりたいと思いますけど。いずれは来ると……」
――先発転向の時期が?
増田「(笑)。まあ、やってみたいというのもあります」
――きのうは解説が片岡保幸さんでした。片岡さんは「増田が先発に転向するならもっと球種を増やさないとダメだ」と。いかがでしょうか?
増田「(笑)。そうですね。来年、再来年ぐらいから覚えていこうかなと思います」
インタビュー後には、この日の解説、松沼博久氏から今年の増田投手を称賛する声もあった。
※インタビュアー:文化放送・斉藤一美アナ
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