K-PRO児島気奈さんがお笑いライブへの思いを語る。「芸人さんの輝きに劣らないキレイな舞台を」

K-PRO児島気奈さんがお笑いライブへの思いを語る。「芸人さんの輝きに劣らないキレイな舞台を」

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6月6日の「おとなりさん」(文化放送)、「10時のおとなりさん」のゲストにお笑いライブ制作会社K-PROの児島気奈さんが登場。旧知の間柄である平子祐希と、お笑いライブのいまと昔について語った。

平子祐希「20年ぐらいの知り合いなので聞きたいことはなくて。(リスナーに児島さんを)紹介する側なんですけど、いま年間の主催ライブって何本ぐらい?」

児島気奈「コロナ禍の前だと1000本以上はありましたね。『毎日お笑いライブやっています!』というのをテーマにがんばっています」

坂口愛美「いつからされているんですか?」

児島「99年ごろからお笑いライブのスタッフを始めていて。04年からK-PROを名乗り出して、主催するようになりました」

平子「最初に会ったのは98年ぐらいかな。僕はまだ超若手で、共通の知人を介して『これからお笑いの裏方をしたい子なんです』と紹介されて。高校卒業したてぐらいだったもんね」

坂口「お互いに駆け出しのころからのお知り合いなんですね」

ライブを企画するなら出演者の気持ちもわからないといけない、ということでお笑いの舞台に立つ側も経験したという児島さん。コンビ、トリオ、ピンでもネタを発表したうえで「私は裏方向きだな」という結論になったという。当初のことを平子とともに振り返る。

平子「始めたてのライブのとき、新宿の小屋でね。お客さんも10人ぐらいだった。いまやキャパってどれぐらい?」

児島「先日行なったライブが最大2000人キャパでした」

坂口「そこまで成長させられた経緯にはどういうことがあったんですか?」

児島「ライブを始めたばかりのころは、お客さんって(自然と)観にきてくれるものだと思っていました。でもこちらからちゃんとアピールしないと来てくれない、ということがわかって。お客さんが少ない舞台だと芸人さんもやりづらいんだな、と。自分が舞台に立っていた経験も活かして、より芸人さんが楽しんでできる舞台をつくりたいと、研究して徐々に大きくしていきました」

平子「少し前に『アメトーーク』で『K-PRO芸人』があったぐらいですから。どれだけの者が世話になっているか。この制作会社がなかったら世に出ていない芸人、たくさんいます」

児島さんからも当時の平子について回想された。

坂口「昔の平子さんの話も聴きたいんですけど、どういった印象でした?」

児島「トガっていました。ストイックで、楽屋でもオモテでも常にコントしているんじゃないかというぐらい『芸人・平子祐希』というのをかぶっている感じの人でした」

平子「気奈ちゃん(児島さん)は憶えていないかもしれないけど、昔は(ライブの)エンディングに出なかったんですよ。ネタが終わったらワチャワチャして、最後までいる必要ないだろうっていう、トガリの時期。でも気奈ちゃんから『エンディング出てください』『お仕事ですよ』って。そう言われたらそうだなと思って出るようになった」

児島「私にとってもチャレンジだったというか。芸人さんとの距離を詰めるために、平子さんを攻略したら格好いいんじゃないかって(笑)。『アルピーの2人をうまく扱えてこそ主催者としての力も上がるんじゃないか』と思って接していました」

平子「(相方の)酒井のほうがワケわかんないよ。俺はわかりやすいけど」

児島「そうですね。ネタ合わせしたくない酒井さんを探し回る平子さん、というのが楽屋のおなじみになっていて(笑)。それを見て毎回『きょうもライブが始まったな』と思っていました」

数々のお笑いライブを主催して若手芸人から「東京の母」と呼ばれるほど人望も厚い児島さん。今後も芸人のための努力は惜しまないようだ。

平子「お客さんいっぱい入っているから、K-PROが稼いでいる、気奈ちゃんがお金持ちだと思われがちだけど、全部芸人のことで使っちゃうからね。ギャラだけじゃなく、大きな舞台を準備するのだって、相当(大変)でしょ?」

児島「そうですね。やはり芸人さんの輝きに劣らないキレイな舞台をつくらなきゃな、という意識もあります」

放送ではさらに深いお笑いライブ事情や、K-PROがオープンした劇場「西新宿ナルゲキ」にも話が及んだ。休日でもお笑い漬けな児島さんの過ごし方で盛り上がる場面もあった。

「おとなりさん」は平日月曜~金曜の朝8~11時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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