FMラジオ人気DJ秀島史香「話上手になるためには相手に憑依すること
「人と上手く喋れない」「人に興味を持ってもらうトークができない」こんな悩みを抱えている人に向け、5月24日の「くにまる食堂(文化放送)」では、DJ歴25年の秀島史香と野村邦丸アナウンサーが【人と話をする時に心がけていること】について語り合った。
秀島「邦丸さんは何故か話が聞きたくなる人って、どのように思われます?」
邦丸「オレは言葉の多い人が苦手なんですよ」
秀島「はぁ~なるほど」
邦丸「訥々と喋られる方の話をじっくり聞くのが好きです」
秀島「私が聞きたくなる人は相手に余白だとか余裕を残してくださる方。もっと端的に言うと話していて変に疲れない方」
邦丸「はい、はい、はい、はい」
秀島「会話って相手がいて初めて成り立つものだと思うんです。若い頃の自分は、いかに自分が上手くできるかばかり考えて、ずっと空回りして相手のことを何も考えず、ただただ喋ってたんです。邦丸さんは会話をする際、相手にとって自分がこうあろうっていうのは何かあります?」
邦丸「今はないんだよね」
秀島「自由に?」
邦丸「自由にっていうわけでもないんだけど、あえて言えばオレは立川志の輔師匠のパクリなんですよ」
秀島「(笑)」
邦丸「志の輔師匠の【空間づくり】を意識しています。秀島さんの本にも書いてあったけど、イヤな空間に人はいたくないじゃないですか?」
秀島「そうなんですよね。結局いかに相手のことを考えられるかっていう大人の余裕であったり、相手のためにスペースを残しておくこと。それがずっといても疲れないためのベースにあるのかなって思うんです」
邦丸「秀島さんのトークはまさに【埋めない】。わざと溝を残しておく。これが心地いいんでしょうね」
秀島「私も若い時は時間が限られる中、いかにアピールできるかばかり考えていました。でも果たしてそれって相手が求める事なんだろうか?って思ったんです。相手の聞きたい話が自分のしたい話と必ずしも一致するとは限らない。むしろ全然違う時って多々あるじゃいですか?今、相手ってどういう気分なのか、いったん相手に憑依する。こういった想像を働かせると何となくフワ~っと見えるようになってくるんですよね」
この他にも番組では秀島史香さんがトークのコツを惜しげもなく披露。もっと知りたいという方はradikoのタイムフリー機能でお楽しみ下さい。
「くにまる食堂」は平日朝11~13時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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