自分の価値観が他の人との価値観と違う時、打ち明ける?打ち明けない?中元「以前と比べても多様性みたいな言葉ってすごく聞く」
『中元日芽香の「な」』が、5月23日(月)午前7時に更新され、「ちょっぴり長電話」のコーナーでコロナ禍をきっかけにベジタリアンになったが、友人や他人との外食が元に戻りつつある中で、ベジタリアンになったことを打ち明けるべきか?打ち明けることで、人間関係が変化しないか?という相談に親身に答えた。
コロナ禍で外食が無くなったことをきっかけに、ベジタリアンになったという相談者。自分一人でいる時は良いが、他人との外食を控えようという空気感も無くなりつつある昨今、ベジタリアンと打ち明けたら孤立するんじゃないかと悩んでいるという。自身と一緒に外食する人に同じように野菜食を強要するつもりはないそうだが、自分の価値観が他の人との価値観と違う時、どう打ち明けるべきなのか…。
中元はこのように語る。
「確かに食事っていう一つのトピックスではあるけれど、それを通してこういう人であるっていうのを理解してくれるかどうかっていうことになる大事な問題。確かに全員に分かってほしいっていうのが理想なんだけれど、どうでしょう。お酒にも飲める人がいて、苦手な人とか、全く飲めない人もいる。絶対飲めよって強要する人の方が私は違うんじゃないかな?って思う。それと似たようなところがあるというか、自分の考えとして大切にしていることがあって食べられないものを、いやいや、食べなよって言うのはそれってどうなのかなーって私は思っちゃう。これから先、たとえば50人にお話(打ち明ける)すると、50人全員が快くそうなんだって言ってくれたらもちろんいいけれど、中には昔ながらの考えの方とか、自分が期待してなかったリアクションが返ってくることもあるかもしれない。とはいえ、今の時代的にも、なんかお互いを尊重することをすごく大事にしている人が多い。なので打ち明けた上で、そうなんだね、それでいいと思う。これからもよろしくね。って、言ってくれる人と気持ちよく過ごせたらいいんじゃないかなと思う。でも、なんだかその歩み寄ろうとする気持ちを伝えた上で、自分はこういう気持ちで食べないけど、それは別に人に強いるつもりはないんだよというスタンス、すごく素敵だなと思うので、どうか自分が大切だって思ったことをできるだけ曲げずに、これからも皆さんとコミュニケーションを楽しんでいただけたら」
と、お酒と同じように、無理な人がいるものの一種と考えたらいいと語った。
また、中元はそれを打ち明けることが関係性をより良くするためのチャンスだとも語る。
「以前と比べても多様性みたいな言葉ってすごく聞く。食の好みってところもその一つだと思うので、言う時は勇気がいるかもしれないけれど、今日そこを乗り越えてさらに、絆が強固になるかもしれないとか、自分のこともっと分かってもらえるかもしれないっていうポジティブなチャンスのようにも捉えて打ち明けてみることをしてみてもいいかもしれない」
『中元日芽香の「な」』は毎週月曜日午前7時に、Podcastにて更新中。
「過去の配信分もこちらから聴けます」
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Profile
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1996年4月13日生まれ。広島県出身。早稲田大学在学中。 日本推進カウンセラー協会認定、心理カウンセラー&メンタルトレーナー。 2011年から6年間、アイドルグループ「乃木坂46」のメンバーとして活動したのち、2017年にグループを卒業。 自身の経験から、心理カウンセラーになることを決意。グループ卒業後、認知行動療法やカウンセリング学などを学び、2018年にカウンセリングサロン「モニカと私」を開設し心理カウンセラーとして活動を始め現在に至る。