サカナクション、家入レオも担当!音楽ディレクターの仕事で一番楽しい瞬間は?

サカナクション、家入レオも担当!音楽ディレクターの仕事で一番楽しい瞬間は?

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5月19日の「おとなりさん」(文化放送)は、音楽ディレクター、プロデューサーの杉本陽里子さんが出演。
杉本さんは2005年にビクターエンタテインメント入社し、ディレクターとしてサカナクション、家入レオ、木村カエラ、レキシ等を担当。2019年には、音楽制作を中心としたプロダクション、株式会社ondoを設立。杉本さんに音楽ディレクター、プロデューサーのご活動について伺った。

高山一実「音楽ディレクターって何をなさるお仕事なんですか?」

杉本陽里子「簡単に言いますと、どういう楽曲を作ろうとかアーティストの活動方針みたいな企画的な部分を一緒に考えます。そこから、それを実際にどのタイミングで作ってとか、どういうプロデューサーを使うとか、そういうようななことを全部リレーション、関係性を持って外部の方と調整していく。最後はクオリティがアーティストの目指すもの達しているかという所を見ながら、発売まで見守るというか、監修するという役割かなと思います」

高山「ブランディングみたいなものってアーティスト目線だと偏っちゃったりするんですか?」

杉本「それもあるかと思うんですけど、私が担当してきたアーティストはすごく視野が広いというか、いろんなことをチャンスに変える方が多いです。ディレクターやデザイナーの意見を取り入れて、それを掛け算して自分たちが伝えたい音楽、メッセージとして発信してくれる。恐らくアーティストにとっても、意見を言ってくれる人が多い方が密度が濃くなるのかなと思います」

高山「杉本さんが手がけてらっしゃる方はそれぞれのカラーがあるじゃないですか?」

山田弥希寿アナ「例えばサカナクションさんは、サカナクションの世界観がありますよね」

杉本「私は、サカナクションを離れて時間は経ってるんですけど、元々、自分たちの音楽に対して信念を持ってやってる方々なんですよね。当時、けっこうギターロックというかロックバンド全盛期という所でサカナクションが出てきた。サカナクションはそこにエレクトロとかダンスミュージックを組み合わせて新しい音楽をアップデートした。皆さんの中にはサカナクションは革新的なバンドだというイメージがあるかと思うんですけど、それをビジュアルにも落とし込んでいったと思うし、出していく楽曲も同じような曲じゃない。こう来たかみたいなものを次々に展開していくバンドというのがブランディングになってるのかなという。でも、元々は音楽で最初に革新的なことをやってるっていうことが重要だったのかなと思います」

高山「いろんなお仕事をされている中で、どの瞬間が一番楽しいですか?」

杉本「アーティストさんは提案するとそれを何倍にもしてパフォーマンスや音楽で消化してくださる。なので私は、どういうものがパフォーマンスや曲に化けるかの種となるようなアイデア、雰囲気作りだったりをずっと考えてる感じですね」

山田「自分で提案した話題とか考えで、アーティストがそれで成長したり、良いパフォーマンスをした時が最高だと」

杉本「最高ですね」

高山「アーティストだった目線で言うと、提案ってめちゃくちゃありがたかったです」

「おとなりさん」は平日月曜~金曜の朝8~11時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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