建設業界はきつい、汚い、危険の3Kから新3Kへ!給与、休暇ともう1つは何?
5月9日放送の「L is B presents 現場DX研究所」は、ゲストに建設分野に特化した新聞や雑誌、書籍の発行などを行う日刊建設工業新聞社編集局部長の牧野洋久さんをお迎えし、建設業界が抱える問題などについてお話いただいた。
L is B代表・横井太輔氏「建設業界の労働環境をどう感じていますか?」
牧野洋久氏「今は回ってる状況なんですが、団塊の世代の方々が引退されて日本の人口自体は高齢化が進んでいます。建設業でも55歳以上の方で生産体制を支えている状況がありまして、いかに若い人を入れていくかという状況にあります。さらにもう1つあるのが、2024年4月に時間外労働残業の罰則付き上限規制というものが適用されます」
横井「普通の産業はすでに2019年に施行されてますよね。建設業界には5年間の猶予期間がありました」
牧野「いよいよ2年後に迫っていまして、少ない人数の中でいかに働き方改革をやるかみたいな所が非常に重要になっているという意味で、一番の懸念は担い手なり人材なのかなと私は思うんです」
横井「世代交代をしながら新しい人材を業界に入れてくるみたいな所ですよね」
牧野「そうですね」
松井佐祐里アナ「そのために、今後、建設業界に必要なことは何ですか?」
牧野「産業の魅力向上だと思います。建設業界は昔から、きつい、汚い、危険の3Kと言われていました。それをDXなどを使いながら解消していって、国土交通省や業界全体で言っているのが新しい3K。これは給与、休暇、希望の3つ。しっかりと給与と休暇があって、希望もあるよという。そういった形で魅力を高めていく、それで単純作業とか苦しい作業から極力解放していって働きやすい形を作っていくのが良いんじゃないかなと思ってます」
横井「僕は、“希望”じゃなくて“かっこいい”でも良いかなと思います」
松井「それも良いですね」
横井「最近の作業着かっこいいんですよね。空調ベストとか、かっこよくなっていてそういう魅力が増していくと業界に新しい人たちがたくさん来るんじゃないかなと思いますね」
「L is B presents 現場DX研究所」は毎週月曜20時~20時30分まで文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。日本最大級の音声プラットフォーム「Voicy」でもアーカイブ配信しています。
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この記事の番組情報
L is B presents 現場DX研究所
月 20:00~20:30
『温故知新』をテーマに、建設業や小売業など現場向けのビジネスチャットツール『direct』などをリリースする会社L is Bの横井が、様々な企業の代表者と対談…