【西武】内海、今季初登板で2000投球回達成「このまま終わっちゃうんじゃないかなという時期も」
◆西武2-3日本ハム(ベルーナドーム)
「この記録は何が何でも達成したいなという気持ちはあったので本当に良かったです。腐らずに、諦めずに頑張ってきてよかったなって、きょう本当に思いました」
西武の内海哲也投手(40)が史上92人目の通算2000投球回を達成した。西武に移籍した2020年は4試合で19イニング、昨年はわずか2試合、7イニングの登板に終わっただけに「何年も前からずっと言われていて、なかなか達成できなかったので、このまま終わっちゃうんじゃないかなという時期ももちろんありました」と試合後は正直な胸中を口にしながら安堵の表情をみせた。
ファンも待望の今季初登板で5回1失点。真っ直ぐ、ツーシーム、スライダー、チェンジアップに、今季新たに「ようやく操れるようになった」というカットボールも交えて1球1球丁寧に投げ込んだ。前日の予告先発発表、ブルペン投球、マウンドに上がる時、1球1球のストライク、そして2000投球回を達成した時、球場は大きな大きな拍手に包まれた。
「やっぱり野球が好きだなと。本当に緊張するんですけど、この舞台を経験すると病みつきになる。やっぱりあのマウンドは最高だなって、このためにやってるんだなって、きょう改めて思いましたね」
エースとして投げていた頃も、40歳になった今も、マウンドに向かう気持ちは変わらない。自分の立場を冷静に見つめつつ、次回登板に向けて意欲を燃やした。
「頼むぞ内海というところでマウンドに上がると思ってるので、次、行くぞと言われたときに今日以上のピッチングができるように。一軍で投げることを糧にこれからまた頑張りたいと思います」
困った時にはいつでも内海がいる。内海の2022シーズンが、今始まった。
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