【西武】辻監督インタビュー…森不在の今、次のライオンズの正捕手候補に名乗り出るのは誰だ?!監督の思惑は?
5月6日放送のライオンズナイターでは、北海道日本ハムファイターズ7回戦の試合開始4時間前に、埼玉西武ライオンズの辻発彦監督にインタビュー。昨日までの試合内容と、捕手の起用問題についてお話しいただいた。
――昨日までのロッテとの3試合の戦いぶり、振り返ってみると?
辻「昨日の勝ちはここまで戦ってきて今年一番じゃなかったかと思うぐらいのいい内容でしたね。ピッチャーだけじゃなく守り、そして走塁、すべてにおいて良かったような気がします」
――中村剛也に今シーズンようやく1号が出たが、あの打席の内容は?
辻「京セラドームの試合から調子を上げて来ているんで、期待はしていましたし、まして山川が申告敬遠というところで歩かされて、やはり彼は燃えるところあったと思いますし、集中力が素晴らしかったですね」
――直近4試合では3勝1敗。この3勝は3試合ともスタメンマスク・キャッチャーが違うが、どういった点を基準にしてスタメンマスクを決めている?
辻「やはり最近では柘植が主力のキャッチャーだと思っています。ただやっぱり昨日に限っては先発の與座が下(イースタン)で組んだこともありますし、古賀も下で成長していると聞いていましたしね、どこかで使いたいなというタイミングを計っていたんですけど、それが昨日ということだったんですね。そして、その試合の内容を見る限りでは本当に古賀が下で成長してきたな~というのを感じられてね、またキャッチャーの争いが激しくなって来るんじゃないかという気がします」
――また古賀のスタメンマスクも有り得ると考えられる?
辻「もちろん考えてますし、明日は内海ですからスタメンで組ませますよ……ま、そうだろうな、多分(笑)」
――週末の土曜・日曜で隅田とエンスが先発した時に、久しぶりに牧野を使った意図は?
辻「ちょっと隅田がちょっとモヤモヤするものがあったので、球自体は悪くないんですけど、ちょっと柘植と違った引き出しを出してくれるんじゃないかということも考えてね、ちょっと変えてみたんですけどね」
――柘植は3人の中で最も実績があるだけに、牧野や古賀がスタートからマスクを被ったら相当悔しい?
辻「それが無かったらね、この世界は」
――森友哉の不注意による長期離脱でライオンズのキャッチャーがどうなるか心配だったが、代わりの選手が着実に育っている。
辻「それは課題で森友哉もずーっとマスクを被ってきて、やはり好不調もありますし、体調の悪い時もありますが、そういう時に誰が被ってくれるかっていうことになったら岡田っていう捕手が一番に来てましたしね、それもまた立場的に全然違いますし、若いピッチャーを引っ張る部分では非常に長けたものを持ってますしね。ただ、次のレギュラーと考えた場合に柘植であったり古賀であったり、牧野ということになってくると思うんで、そういう意味では成長してきてくれているのが嬉しいですね」
――1週間かけてちょうど勝率5割。ここから貯金を作りたいところ。
辻「そうですねえ、本当に選手みんな頑張ってくれてます。負けても次頑張ろうという意識のもとで頑張っているんですけど、1つ2つと頭が抜け出していけばね、波に乗れると思うんで、このソフトバンク3連戦は非常に大事になってくると思います」
この辻監督のコメントに対して、今日の解説の松沼雅之さんは「キャッチャー問題というのは永遠のテーマだと思いますが、そういうところで森友哉の代わりの若い捕手が3人も出てきたのはいいと思いますね」と語った。
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この記事の番組情報
文化放送 ライオンズナイター
火~金(10月〜3月) 17:50~17:57
群雄割拠の様相を呈するパシフィック・リーグ、王座奪回を目指す埼玉西武ライオンズの試合を中心に放送! 今シーズンも「吼えろ!ライオンズ 叫べ!文化放送ライオンズ…