大竹まこと、円安に対する日銀の動きに不安「国内だけのこと考えててやってて大丈夫なのか」
4月29日の「大竹まこと ゴールデンラジオ」(文化放送)にて止まらない円安の波と、日銀の金融緩和政策に疑問を呈した。
ウクライナ問題やゴールデンウィークのコロナ流行の危機など種々のニュースがある中で、大竹は止まらない円安について気になると語った。
「円安をどうするんだろうなぁあと俺思っててね。日銀が金融緩和を継続しているわけだけど、物価は上がりっぱなしだよね」
この大竹の疑問に鈴木アナが実例を挙げてくれた。
「まず5月にキッコーマンのケチャップ、そして、森永製菓の菓子。そして6月に明治のアイスなど、夏場にアイスも値上げになりますね。高熱費は5月から電気・ガ。スそれから歯科医療で使う銀歯もロシアが主要生産地ということで、医療機関が銀歯を使った場合に受け取る工程価格が5月からおよそ8%引き上げられます」
大竹は手元の資料を見ながら円安について感じている危機感を語った。
「円が130円台だったのは、2000年ごろ。今から20年前とかそのくらい。それは確かに円とドルの関係で言えばそうなんだけど、GDPの推移?勾配力の平均換算っていう意味だよね。それを米国中国日本ドイツイギリスインドでこうやって比べてみると2000年から2020年、この勾配力平均換算ではアメリカを抜いて中国が一番になっている。もう一つの名目GDPの為替レート米ドル換算という表もあるんだけど、こっちで同じところを見てもこっちはアメリカがまあ、ドル換算だからねアメリカが1番で中国は2番。いずれも2000年からものすごい棒グラフの量が上がっている。それに比べてどちらのグラフでも日本はもうずーっと低迷している。いつも僕たちが見ている2000年から給料が20年上がってないんじゃないかっていう表と同じように、GDPも推移しているわけだよね。5月も値上げが歯止めなく続くっていう状態の中で、日銀は今のこの状態を続けていくと。そういうことをすると円安はもう加速していく」
さらに危惧していることがあるという大竹。
「あともう一つは、国内の状態がこうなっていると結構大変な状態だなと思うけど、ドルとか円とか、世界とつながっているお金だから、自国の中だけをうまく守ろうとしていろんな政策を取ってるんだろうけど、自国の中いくらも守ろうとしても円を安く誘導してたら世界の中で他所が利上げしてるのに日本がじゃぶじゃぶ円を刷ったら円の価値が下がるに決まってるじゃない。国内だけのこと考えててやってて大丈夫なのかと」
「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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