大竹まこと「今回の事件は氷山の一角」 知床観光船遭難 社長の記者会見を受けて…
4月28日の「大竹まこと ゴールデンラジオ」(文化放送)では、北海道・知床の観光船遭難について取り上げた。
運航会社社長が初めて記者会見をおこなった。
事件から5日後が経過し、依然として15名が行方不明。
天候が荒れることになった当日の出向判断について、「海が荒れれば戻るという、条件つきで出港した。今となれば間違っていた」と説明した。
また事務所の無線のアンテナが故障していたことや、船に衛星電話を積んでいなかったこと、これらにより救助にトラブルが発生したことなどが問題視されている。
大竹まこと「何回か土下座もしたと、新聞には出てるんだけど。こういうことが起こったとき、記者会見の対応の仕方を考えてる。考えるのはそこじゃない。今までどれだけ自分の仕事を誠実にまっとうしてきたか」
大竹はこのように怒りをあらわにするが、一方で――
大竹「危険なところにも顔を出して、天候も悪くなる可能性があって……コロナもあって、こういうときに船を出しちゃいけないんじゃないかと思うけど、背に腹は代えられないと、切羽づまった事情があって。それはこの社長だけに限らず、全国の色々な遊覧船や観光船を含めてこれまでもあったことで、今回氷山の一角のように出てきて、尊い命が失われてしまったという状況なんだけれども」
かつて大竹は、仕事で知床に訪れたことがあるという。
当時も船で海に出たが、非常に荒れていた。「どういう状況だったのか知らないけど、波と波の間に、船がズボッて入っちゃったら、目より高いところに波が来たよ。エンジンが止まったりして」と語る。
大竹「ちゃんとやらないと、これから同じような事故はどんどん起きると思うよ。今やらなくちゃいけないことは、マスコミ用の対応じゃなくて、『これからどう防ぐか』というところ。そして今分かっている遺族の人にも誠実に対応して、保障もちゃんとしてほしいなと思いますね」
「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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