「いつまでも動ける」SAMの方法。1回ずつでも「毎日」が大事?
4月27日「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送)にダンサーのSAMさんが登場。今年発売した著書『いつまでも動ける。 年をとることを科学する、ジェロントロジー』の内容をもとに、「毎日少しずつでも運動すること」の大切さを語った。
大竹まこと「おいくつになりました?」
SAM「60(歳)になりました。実感はないけど間違いなく還暦ですね」
壇蜜「信じられない!」
SAM「TRF(trf)って結構デビューが遅くて。当時は31歳でしたね。20代だったと思っている人、多いんですけど」
大竹「デビューからおよそ30年。(著書のタイトルにもある)『ジェロントロジー』とはなんですか?」
SAM「加齢学というか、老化していくということをいろいろな側面から科学的に紐解いていくという学問で。人間も物も老化していくけど、ネガティブじゃないよ、ということを説いていくものです。肉体もですし精神や、環境面なども含まれます」
壇蜜「ご本を読む限り、SAMさんの運動量が半端じゃないんですよ! 朝起きてワンちゃんの散歩を30~40分、ダンスとトレーニングを合わせて2、3時間……」
SAM「一人でやるので休み休みですよ。寝る前は筋トレをすることが多いですね、12時を回ってから腕立てや腹筋など……」
大竹「(夜中の筋トレは)体にいいんですか?」
大竹「何時(なんじ)にやっても変わらないといわれているんですね」
壇蜜「そうみたいなんです。1日1回でもいいので体を動かしましょう、というのがジェロントロジーの気持ちというか」
SAM「体の衰えって筋肉の衰えで。内臓も筋肉でできているじゃないですか。運動することで少なからずカバーすることができるんですね。60、70歳でも、やった分だけ筋肉はついてくるので」
大竹「自分事で恐縮ですけど、カカトを上げたり下げたりするやつあるじゃないですか。歯磨きついでに毎日ね、30~60回ぐらい。週4日ぐらいやっていたらね、ズボンを脱ぐとき、よろけなくなりましたよ」
SAM「体幹に効きますからね」
大竹「よろけないように衣装さんが支えてくれていたけど、それもなくなった」
SAM「やった分だけ筋肉はつくし、質もよくなってくる。『今さら始めても』という人も多いんですけど、90歳でフルマラソン始めた女性もいるぐらいなので、気づいたときが始めどきなんですね。遅すぎることも早すぎることもない」
壇蜜「決まったトレーニングをやらなきゃいけないと思っていたけど、ノルマは特に要らないと」
SAM「明日から始めようと『腹筋30回、腕立て30回』みたいに思っていると続かないかもしれないですけど、1日1回でもやろうか、つらいときは30できなくてもいいやと」
大竹「10回ぐらいのトレーニングじゃ役に立たないと思ってしまうけど、それでもいい?」
SAM「いいんですよ、大事なのは継続すること。週に1回、ダッとまとめてやるよりは、『ながら』トレーニングでも毎日続けたほうが体にいい」
壇蜜「これから始めようと思うとノルマ、食事制限とかばかり考えちゃうんですけど」
SAM「それがストレスになるんです。そうならないよう習慣化させるのが大事なので、1回ずつでもやると。続けているとストレスにならなくなるじゃないですか」
放送ではさらに詳細なジェロントロジーの内容や、デビュー当時と現在のSAMさんの心身の変化なども語られた。
「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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