【西武】山川、開幕4戦4発どすこい劇場!岩本氏「これがみんなに愛される山川穂高じゃないですか!」
ルーキーを援護したのはまたも「4番」だった。
3試合連発となる先制の3号ソロ、さらにはダメ押しの4号ソロと、2度、全力の「どすこい」を披露した山川。まだ開幕4戦目ではあるが打率.467、4本塁打と復活した打棒は留まるところを知らない。
この日、文化放送で解説した岩本勉氏も「打った瞬間行くなと。山川らしい一発でしたねぇ」と唸るしかなかった。
日本ハムOBの岩本氏だが、山川には特別な思い入れがある。
「まだ山川くんが若手の時、ちょっとした凡ミスをしてしまった時に当時の奈良原コーチが『それがチームにとってどんな影響になるか』をものすごく厳しく指導していたシーンを見たことがあるんです。山川も自分のちょっとした気の抜いたプレーで、どれだけチームに迷惑かけるかに気付いて、もう涙がこぼれていた。奈良原コーチも一緒に涙流すくらい感極まって、想いを込めて指導していたんですよ」
奈良原コーチのことも大先輩として尊敬する岩本氏はその後、山川に声をかけ、「ものすごく気のいい好青年」とその姿を追いかけるようになったという。
その上で「今だから言いますけど、活躍した時にベテラン臭というか、ちょっと緩慢な野球選手に見えることがあった。それに調子悪かったら『どすこい』も中途半端やったでしょ。だからそういうの振り切ってファンの求めてる元気な山川であってほしいと、何度も言わせてもらってました」と、ここ2年の山川について正直な想いを明かした。
そして一転、喜びの表情で「今年の山川は芳しい。これがみんなに愛される山川穂高じゃないですか!!山川くんは自分の行動でチームを引っ張れる、プレーと態度でチームを変えられる選手なんです」と声を大にし、打撃だけでなく、1プレー1プレー対する守備の動きや投手への声掛けについても絶賛の嵐だった。
今年の目標として常々「全試合4番を打って優勝に導く」と語る山川。そして「ありえないくらい打つ」とも宣言する―その「ありえない」は我々の想像をはるかに超える数字なのかもしれない。
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