村上信五くんと経済クン「スープと経済」

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【株式会社「スマイルズ」代表・遠山正道さん】
1962年生まれ。1985年に三菱商事に入社、1997年には日本ケンタッキー・フライドチキンに出向、翌年、三菱商事初の社内ベンチャー企業として株式会社「スマイルズ」を設立。その後、「一社一職種」にこだわらず、社内で副業時代の新サービス「業務外業務」を立ち上げたり、自らもネクタイブランドやホテルの企画を作ったり、高級のり弁専門店などの企画をあげてきた社員の起業をバックアップし、応援してきた。
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【遠山さんが支援し手がけている事業の例】
➀１冊の本しか扱わない本屋「森岡書店」
→銀座にあるお店。コンセプトは著者や編集者、あるいはデザイナー、カメラマンなど、その本作りに携わった方々をできるだけ店にお招きして、「お客さんにその本を直接手渡ししていただく」というもの。ネットでいくらでも本が買えるこの時代に、あえて選択肢を狭め、１対１のコミュニケーションに焦点を当てたことで話題を集め、今世界中から注目を集めている。

➁西早稲田のラム専門店「羊のロッヂ」
→店長の越坂部さんは、学生時代ジンギスカン店でバイトをしたらとても楽しく、しばらくそのまま働いていた。その後スマイルズに入社するも、ジンギスカン熱が再燃。独立してジンギスカン店をやりたい、ということで支援することにした。越坂部さんの場合、最初の１年は給料を払っていた。その後黒字になったので独立した。もしだめでもスマイルズに戻ってこられるというセーフティネットを用意している。

➂のり弁専門店「刷毛じょうゆ 海苔弁山登り」
→15年ほど前、仲間と「のり弁が好き」という話をしたことがきっかけで、その後弁当のワークショップなどを開始。飛行機の機内食で「海苔弁山登り」というブランドで出したところ好評だったため、GINZA SIXの開業時にリアル店舗として出店した。2021年4月にスマイルズから分社化されている。
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【スマイルズにある制度“交換留職”とは？】
交換留学のように他の会社と社員を入れ替える制度。最初は、ベネッセと３ヵ月ほど行った。外の空気や文化を知ることで、考え方が柔軟になり多様性が生まれる。遠山さんも自ら志望して、一時、三菱商事からケンタッキー・フライドチキンに出向していた。その時に思いついたのが「スープストックトーキョー」。スープが“共感”の軸になると感じて提案した。
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遠山さんの考え方や生き方がとてもカッコいいなと感じました。お聴き頂いた方は、声や話し方からも、とても穏やかなお人柄がお分かり頂けたのではないでしょうか…？そんな中でも、どんどん挑戦していく姿勢、そして社員のみなさんの挑戦も応援し支援する姿勢には燃えたぎる情熱を感じました！村上さんとお誕生日が１日違いだそうです！
また、経済研究所で村上さんがおっしゃっていた言葉「サヨナラだけが人生さ」が印象に残りました。春は出会いと別れが多く、切ない気持ちになりますが…この言葉を胸に乗り切りましょう！経済クンは４月以降も続きますので、皆様引き続きよろしくお願い致します！
坂口愛美