佐高信「中国とロシアは究極的には一緒ではない」日本が取るべき、ロシアと中国への対応とは。
3月11日の「大竹まこと ゴールデンラジオ」(文化放送)に、評論家の佐高信がゲストに登場し、自身と佐藤優氏との関係や、現在のウクライナ侵攻に伴う日本の状況について話した。
最近は、佐藤優氏に訴えられていると笑いながら話す佐高。佐藤氏は佐高の著書『佐藤優というタブー』(旬報社)に名誉棄損的表現が含まれるとし、約1000万円の損害賠償請求裁判を起こされている。佐藤氏との関係は・・・
「佐藤さんとも2冊共著を出している。その後決裂した。与党寄りにずっとなっていった。自公政権を擁護する。そうすると、私とは離れる。また、余計なことをしゃべると、訴えられちゃうけど(笑)」
大竹は、佐高信に現在の日本の状況について尋ねた。
「日本とロシア、ウクライナ、アメリカ、EU。まさかという状況になっている。岸田さんが色々頑張っているが、世界に比べて行動が少しバンと行かない。それでも、西側にくっついてやっている。でも、踏み込むとロシアの暴発が怖くて動けない」
これに対して佐高は、こう語る。
「馬鹿な大将というのは非常に怖い。戦争は独裁と結びつく。色々な形で寄り集まって抑えるしかない。日本の場合は、経済安保といって中国を封じ込めようとしていが、アメリカよりも、中国の方が貿易相手として上回っているわけだから、現実的な手段ではない。そういう算数を知らない人間が内閣の要職を占めている。中国との関係が日本にとってはポイントになる。アメリカを牽制するためにも、中国とパイプを持たなければならない。中国とロシアは究極的には一緒ではない。そこに楔を打ち込む形でロシアにも適当なことを言いながら、中国にも適当なことを言う。外交というのは、基本的に八方美人。そういう対応をしないといけない」
核共有については、どのようにすればよいのか。
「被爆者の団長をロシアに連れていけばいい。プーチンが拒否したら拒否したで、拒否したという記録が残る」
「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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