親ロシア派はでっち上げ?!―ウクライナ東部出身者が語る共和国の実体は…?~2月25日(金)ニュースワイドSAKIDORI!

親ロシア派はでっち上げ?!―ウクライナ東部出身者が語る共和国の実体は…?~2月25日(金)ニュースワイドSAKIDORI!

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ロシアのプーチン大統領は21日、ウクライナ東部で親ロシア派武装勢力が実効支配する一部地域を「独立国家」として承認する大統領令に署名した。斉藤一美ニュースワイドSAKIDORI」のメイン・コーナー「ニュースサキドリ」では、ウクライナ東部出身で、現在は日本でロシア語講師をしているピクスノーワ・オクサーナさんに電話を繋ぎ、ロシアにより「ドネツク人民共和国」として承認された地元の現状について話を聞いた。

日本では2014年以来続いているウクライナ東部での武力衝突を「親ロシア派と反ロシア派の内戦」と伝てきたが、実際はどのようなことが起きているのか?

内戦と言うのは全くの嘘。そもそも親ロシア派など実際は存在していない。私たちは親ロシア派と言われている人たちの軍を実際見てきたが、兵士の殆どはロシア人。何故それが分かるかと言うと、彼らが使っている言葉が、東部の人たちが普段喋っている言葉ではないから。彼らはロシアの軍人が率いている軍隊で、ロシアの兵器を使ってウクライナ軍と戦闘を行っている。2014年の武装蜂起もロシア軍が先頭に立って行った事で、その時点からこれはウクライナ対ロシアの戦争であって、内戦ではなかった。

 

ロシアは「ドネツク人民共和国」と「ルガンスク人民共和国」の独立を一方的に承認したが、これについてどう思うか?

そもそも人民共和国を作ったのも仕掛けたのもロシアで、地元の人たちに独立する意思は全くなかった。2014年のある日、突然、「ドネツク人民共和国」と言う国旗が出てきて、私たちは全く戸惑った、「この国旗は何?私たちに馴染みは無いんですけど」と。今回の共和国承認もあくまでロシアがウクライナの政治情勢を混乱させる為に計画した作戦であって、そこに住んでいる人たちの為に行った事ではない。

 

今世界や日本人に訴えたいことは?

今回の戦争はロシアとウクライナだけの問題にととまらず、ウクライナを舞台にしたロシア対世界の民主主義の戦争なのだと思う。今ロシアが脅かしているのはウクライナだけでなく民主主義そのものなので、世界の国々もウクライナを支持、支援して欲しい。

 

旬のニュースをジャーリスティックな視点で掘り下げる文化放送「斉藤一美ニュースワイドSAKIDORI」は月~金 午後3時半~5時50分に放送中。

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