村上信五くんと経済クン「缶詰と経済」をお勉強！

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【缶詰博士・黒川勇人さん】
1966年福島県生まれ。会社員生活、出版社勤務を経てフリーライターとして独立。
2004年に世界の缶詰を紹介する「缶詰Blog」を開始。
これまで世界50ヵ国・２万以上の缶詰を食し、また常に4000缶以上のストックを有し、現在“缶詰博士”として食に関するイベントや防災セミナーなど、缶詰の魅力を一人でも多くの人に伝えたいと、日々取材活動を続けている。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【今なぜ缶詰ブーム？】
コロナ禍で家の中での食事が増える中、手軽に食べられるものとして需要が増えた。また、キャンプブームでの需要も増えた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【黒川さんが缶詰を好きになったきっかけは？】
４歳の時、キャンプで五目飯の缶詰を食べてそのおいしさに感動した。そこからずっと好き。大人になって、保存料を使っていないのに腐らないということに改めて感動し、きちんと研究して、多くの人にその魅力を伝えようと2004年から『缶詰Blog』を開始。ちなみに日本缶詰瓶詰レトルト食品協会に電話して聞いたところ、缶詰は過熱殺菌をするため、密封されているため無菌状態になり、理論的には永遠に腐らないとのこと。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【缶詰博士が選ぶ！今お取り寄せしてでも食べたい絶品缶詰】
➀明治屋 おいしい缶詰・大人のプレミアムコンビーフ（燻製風味）
→コンビーフのアップデート版。燻製風味が新しい。職人さんが手で詰めていて、掘っても掘ってもコンビーフがでてくる。
村上さんの感想：「まず香りがふわっとして、かんでいくとじゅわっと肉のうまみが感じられる。味わい深い！」

➁宮崎県・道本食品「日本の干したくあん」
→食べやすい大きさにスライスされている。宮崎県の干し大根をつけこんだ本物のたくあんのおいしさが味わえる。
村上さんの感想：「噛んでいて気持ちいい。味付けはそんなに濃くない。あっさりしている」

➂東京食肉市場の仲卸「吉澤畜産」の「松阪牛入り 缶バーグ」
→合い挽きの中にA5ランクの松阪牛をブレンドしている。そのため肉汁がすごい。
村上さんの感想：「めちゃくちゃ肉々しくておいしい！牛の脂が甘い！これはもうメインやな！」

➃酒肴の蔵66の「フランス鴨のコンフィ」
→低温でじっくり煮込んだ料理。フランス料理だが、和風の味に仕上がっている。
村上さんの感想：「たいへんおいしゅうございます。普通のお皿に盛りつけされていたら缶詰だとは思わない。とても上品」

➄清水食品「サバカリー インドカリー仕立て」
→いわゆる「さばカレー缶」の最新版。カレーを新宿中村屋が作っていて、スパイスやココナッツの味が楽しめる。隠し味に鰹節が入っているため、本格的だが日本人も好きな味。
村上さんの感想：「マハラジャが踊っとる」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【村上さんに知ってほしいユニーク缶詰：お好み焼きの缶詰】
缶詰バー「ミスター・カンソ」のオリジナル商品。
村上さんの感想：「やりおるな。もっとパサパサかと思ったらしっとりしたタイプのお好み焼き。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【非常食としての缶詰】
災害時にも役立つので、ぜひ家にストックしておいてほしい。まとめ買いしておいて、普段食べたくなったら食べる。減った分をまた買い足すというローリングストックに向いている。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
缶詰の持つ様々な可能性を感じる講義でした。私もいくつか頂いて家で食べてみましたが、本当においしい！
缶詰のイメージががらりと変わりました。「缶詰博士」と検索すると、黒川さんが発信している缶詰を使ったアレンジレシピなども見られるということですので、ぜひチェックしてみてください。
そして、今回が経済クン200回目の放送でした。いつも聴いてくださっている皆様、本当にありがとうございました。
これからも引き続きよろしくお願い致します！！
坂口愛美