高倉健の養女・小田貴月と聴く 生誕90周年アルバムの名曲
高倉プロモーション代表取締役で、俳優・高倉健さんの養女、小田貴月さんが、2月16日の「くにまるジャパン極(文化放送)」に登場。生誕90周年の企画アルバムに収録された高倉健さんの楽曲について、高倉健さんとの思い出を交えて語った。
2022年2月16日は、90回目となる高倉健さんの誕生日。それを記念した高倉健さん生誕90年企画アルバム『風の手紙 1975~1983 CANYON RECORDS YEARS』が発売された。
野村邦丸「映画・テレビの作品はもちろん、“健さんと仕事をしたい”という方々が多かったけど、レコード会社も最終的に何社だったんですか?」
小田貴月「8社ですね。こうやって多岐にわたるのは珍しいらしいんです。8社ものレーベルの違いを乗り越えていたので、“色んな会社の方々が高倉の声を求めて頂いたのかな”って、今さらながらですけど思いましたね」
アルバム『風の手紙 1975~1983 CANYON RECORDS YEARS』から3曲をご紹介。1曲目は小田貴月さんの選曲。1979年に発表された楽曲「舎弟」(おとうと)をオンエア
小田「なんか錯覚するんですよね。役柄を演じているんですけど、高倉ってすべてその役が自分にすり替わるというか、“そういう力を持っている人なんだな”って改めて思いました」
2曲目は野村邦丸の選曲。1983年公開の映画『居酒屋兆治』の主題歌「時代おくれの酒場」をオンエア
共演した加藤登紀子さんも、『風の手紙 1975~1983 CANYON RECORDS YEARS』のブックレットで、高倉健さんとの思い出を寄稿している。
加藤登紀子さんの寄稿文から一部抜粋
「私の作詞作曲した『時代おくれの酒場』を(映画『居酒屋兆治』の)ラストソングとして、歌っていただけたこと、奇跡のような気がします。今回このアルバムを聴きながら、健さんの声の素晴らしさに改めて感動しました。言葉の一つ一つが深く胸にしみてくる、健さんの声で歌われた歌は、それだけで幸せだと思います」
3曲目は小田貴月の選曲。作詞・阿木燿子、作曲・宇崎竜童「朝顔の詩」をオンエア
小田「これは高倉自身が大好きな曲だったんですよ。それで選ばせていただきました。2021年にビクターエンタテインメントから出させていただいた『風に訊け -映画俳優・高倉健 歌の世界-』。ここにも収録させていただいております。何が違うかと言うと、マスタリングが違います」
邦丸「やっぱ健さん低音ってすごいですね」
小田「エンジニアの方が、“健さんの声って本当に低音が良いですね”って。毎日色んなアーティストの声を聴かれてると思うんですけど、お若いその方が仰っていただいた言葉が私は宝物のように思えました」
「くにまるジャパン極」は平日朝9~13時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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