トヨタ純利益58％増　半導体不足・コロナ影響なのにナゼ？

売上台数減による販売奨励金の減少も影響か

トヨタの発表によると、去年（2021年）4月から12月期の連結決算の純利益が2兆3162億円となり、前年の同時期に比べて58％高い結果となった。SUV（多目的スポーツ車）の販売が増え、アメリカなどでシェアが拡大している。円安・ドル高の影響もあり、2017年を上回り4年ぶりに最高益を更新した。

「半導体不足が叫ばれている中、トヨタの純利益が58％増となりました。これについてはどう思いますか」との寺島アナの質問に、嶋津氏は次のように述べた。

嶋津氏「トヨタの供給網の構築が一歩先に進んでいたことで影響が少なかった面もあると思いますが、昨日ホンダでも出ていたように、販売奨励金という割引するための原資みたいなもの（自動車メーカーが販売ディーラーへ支払う販売報酬）が必要じゃなくなっていると。その分だけ利益が押し上げられている部分があるようで、受注逼迫（ひっぱく）している部分が結果的に台数は売れないけれど1台あたりの売上に繋がっているのかなという感じですね」

寺島アナ「自動車産業での半導体不足や鋼材などの原材料高の影響もまだあるわけですもんね」

嶋津氏「年末にかけては影響が改善すると言われていますが、まだ長期化しそうですね」

と意見を交わし話題を終えた。

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