第98回箱根駅伝 國學院大學・前田監督インタビュー

第98回箱根駅伝 國學院大學・前田監督インタビュー

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第98回箱根駅伝、往路終了後の國學院大學・前田監督インタビューです。

Q:往路4位という結果を振り返って
1区~4区までは狙い通りのレースが出来て、5区で勝負したいと思っていたんですけど、低血糖になってしまったというのもあって後半伸びず、でも最後までしっかりとゴールしてくれたので「よくやった」と言ってあげたいんですけど、そこが1分から1分半(想定より)悪かったかなというところですね。

Q:殿地の症状について
さっき本人は視界が…と言ってさっき医務室に行ってお汁粉を飲んでいましたけれど、結構倒れてましたので、ちょっとプレッシャーもあったんですかね、やっぱり。天候としてはそんなに悪くなかったと思うんですが、途中から足取りが良くなかったので、そっちも心配になってしまいましたね。

Q:当日変更について
1区は色々と作戦があるなかで藤木を使った。3区は結構早い段階から山本に任せるつもりでいたので予定通りという部分もあった。本当は1区は島﨑で行っても良いかなと思っていたところもあった。あそこまでハイペースになるとは思っていなかったので、結果論ですけど藤木で行っておいて良かったなと。

Q:3区の山本の走りについて
練習から強かった。どこの区間でも勝負出来ると思っていたが、1年生なのでハーフマラソンを一度も走っていない。そのなかで後半しっかりスピードを活かせて粘れる区間と言えば3区というところで、彼の持ち味をしっかり出せたと思う。あと3回あるので今後も楽しみです。

Q:2区の伊地知の走りについて
本人も7分台を考えて走っていたと思う。よくやったのかなと思う。

Q:通過順位10位以内を維持した
ウチらしいと言えばウチらしい。突き抜けるというか、パンチがないというところが浮き彫りになってしまっているので、将来的にはそういう(区間賞も獲れる)選手も育成していかないと優勝は厳しいということだと思います。

Q:復路の展望
オーダーは決まってるところと決まってないところがある。このあと時間はそんなにないんですけど、ちょっと迷っているところがあるので、しっかりと決めてスタートラインに立ちたいなと思います。

Q:トップとは3分44秒差
青山学院さんはまだ駒を残しているので、それを追いかけるというのは非常に厳しい。ただ、2位とは約1分。駒澤さんとも20秒弱くらいですかね。ただ後ろに順天堂さんも20秒、中央さんも復路に駒を残している。2番争いになってしまうんじゃないかなと思っているんですけど、しっかりと粘り強く襷をつないでいきたいなと思っています。

Q:往路と復路のバランスについて
調子の良い者を往路という位置付けでしょうか。比重としては往路、特に2区が留学生とか田澤くんとかが来るというのは読めていましたので、2区をしっかりバックアップする駅伝にしないと昨年みたいに後手後手に回ってですね、なかなか流れを掴めないと思っていましたので、1、3、4区に関してはしっかりとリカバリーが出来る、他の大学より前に出られる選手をという気持ちでの配置ですかね。
本当であればバランスよく50-50で行きたかったんですけど、チーム状況もありますので、今回は往路に調子の良い選手を並べて、往路で流れを掴まえてしっかりとそれを復路に流していく。復路のスタートの位置を良くして攻めない限りは、なかなか力の差のない駅伝だと思いますので、後ろから追いかけるというのは結構なリスクだと思っていますから、往路型の配置にどの大学さんもなっていると思っているんですが、セオリー通りに行きました。

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