大竹まこと、個人配達員について「個人事業主と言うと聞こえは良いが、誰にも守られていない」〜11月22日「大竹まこと ゴールデンラジオ」
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タレントの大竹まことが11月22日に放送された「大竹まこと ゴールデンラジオ」(文化放送)に出演し、急増する個人配達員の労働環境を取り上げ、早急な保護策の整備を訴えた。
番組では、コロナ禍でのインターネット通販の利用増加に伴い、宅配配達員が急増しているが、大半は社員ではなく、委託契約を結ぶ個人事業主であるため、突然契約解除させられたり、賃金の交渉なども難しかったり、その不安定な労働環境を取り上げた。
大竹は「個人事業主というと聞こえは良いけど、誰にも守られていない。ミスしていないのに、その濡れ衣を晴らすことも出来ない」「(賃金も)ちょっと安いんじゃない?個人事業主なら交渉権はあると思うけど、他にも(配達員で働く人が)いるよと言われるとそれも出来ないから、個人事業主というと聞こえは良いけど、誰にも守られていない」と、身に覚えないの理由で突然解雇されたり、12時間以上労働して日当15,000円という配達員のエピソードを聞いて、感想を漏らした。
このような労働者は「ギグワーカー」と呼ばれるが、実際にかなり増えており、アメリカでは労働力の34 %、EUでも11%に達しており、その不安定な労働環境が問題となり、海外では労働法の適用の可否について議論が進んでいるようだ。
これを受け、大竹は「好きな時に働けるから良いじゃないという声もありそうだけど、労災保険は自分持ち。こういう働き方もあるのだから、国の方ではもう少し考えて欲しいよね」と、日本でも早急な労働環境の整備を訴えた。
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