西武がスペイン語通訳を募集「最大限のパフォーマンスを発揮する為の環境作り」(ライオンズナイター)
西武が5日から、スペイン語通訳の募集を始めた。
今月2日には編成グループ国際業務担当として、パナマ出身のフェルナンド・セギノールと契約したことも発表した西武。渡辺久信GMも「セギノールにはアメリカ、中南米に多くのパイプがある。彼は人間的にも大変すばらしいし、そういったエリアの人たちともしっかりコミュニケーションを取りながら、ライオンズに貢献してくれると思う」とスペイン語圏からの選手発掘に本腰を入れている。
今回のスペイン語通訳募集要項の業務内容を見てみると「通訳業務だけではなく、外国人選手が日本のプロ野球界において最大限のパフォーマンスが発揮できるための環境作りの業務を担っていただきます」とある。「外国人選手と監督・コーチ・選手・スタッフの間の通訳業務」はもちろんのこと、「グラウンド上での(主に外国人選手の)練習サポート」や「外国人選手が日本の文化に馴染むためのサポート」も記載されているのだ。
西武といえば今年6月、外国人選手へのサプライズメッセージビデオを上映したのは記憶に新しい。家族と離れ単身日本でプレーする外国人選手たちへ、主力選手や辻監督からの激励メッセージから始まり、最後は母国にいる家族からのサプライズメッセージで締めくくられていたもの。突然のビデオ上映に涙したニールやギャレットの姿も印象的だった。
実はこのビデオは、通訳が発案してプロジェクトが動き出し、そのアイデアをベースに、球団スタッフや監督・選手が一丸となって完成させたものだった。西武の通訳を取り巻く環境には、単に外国語と日本語を変換して伝える、という語学のコミュニケーションのみにとどまらず、まさに「外国人選手に寄り添う」、そんな風土が根強く定着しているのだ。
このように深いコミュニケーションを通じて苦楽をともにした外国人選手が、能力を最大限発揮し、チームの勝利に貢献した時の喜びは何にも代えがたいだろう。スペイン語通訳は11月30日まで募集している。
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この記事の番組情報
文化放送 ライオンズナイター
火~金(10月〜3月) 17:50~17:57
群雄割拠の様相を呈するパシフィック・リーグ、王座奪回を目指す埼玉西武ライオンズの試合を中心に放送! 今シーズンも「吼えろ!ライオンズ 叫べ!文化放送ライオンズ…