蛭子能収「すぐに態勢を整えて、これが俺の病気なんだなと思った」認知症による幻視があった。〜10月22日「大竹まこと ゴールデンラジオ」
10月22日の「大竹まこと ゴールデンラジオ」(文化放送)に、漫画家の蛭子能収が出演し、自身の軽度の認知症や大竹の印象について語った。
大竹が「大竹まことです」とあいさつすると、「ちょっと違うような気がする。もっと優しそうな人だった」と、大竹の髪型が変わったことによって雰囲気が変わったと伝えた。
蛭子の著書『おぼえていても、いなくても』中の漫画の一つに、4コマ漫画で「やっときた!お金のいらない世界!でもそんな世界は面白くない世界だった」と書いてあった真意を尋ねる大竹には「そんなの書いたかな?(絵を見て)俺のじゃないなぁ。俺の絵じゃない。俺が書いたようにも見えるけど、別の人が書いてますね」と衝撃的な発言。
蛭子自身の絵とどこが違うと思う?と太田アナがたずねると、「こっちのほうが丁寧に書いてる気がする。俺はちょっと雑」とその理由を答えた。
「4コマの内容が実に蛭子らしくていい」とする大竹の言には「(言ってもらってありがたいけど)自分適当に書いてんなぁと読んでみて思います。前はもうちょっと力を入れて書いていたかもしれない。変わらないかもしれない」と蛭子。
認知症を発症してから周りの空気が変わったなと感じると書いてあるが、との声には「そんな風に別に今は思ってないんですけど、ちょっと前まではそう感じてた。考えすぎてたのかもしれない」と現在と著書を書いた際で感じ方も変わっていると話した。
認知症にはアルツハイマー型認知症とレビー小体型認知症の2種類があり、レビー小体型認知症の特徴は幻視が見えてしまうことで、蛭子も幻が見えてしまう時期も一時期あったという。蛭子の場合はレビー小体型認知症とアルツハイマー型認知症の複合型と診断されているという。
「なんか見えたような感じだった。みんな俺の見間違い」洗濯物のカゴがあり、洗濯物が積んであるのを見て奥さんが倒れてるんじゃないかと勘違いしたこともあるという。その時蛭子は、「すぐに態勢を整えて、これが俺の病気なんだなと思った」と認知症に対する気づきを話した。
色々なことを話したりできる人がいないという蛭子の発言に太田アナが大竹さんなら何でも受け止めてくれますよと話すと、「大竹さん?大竹まことさん?(コレコレと自身を指さす大竹に)ホントに?あれ?こんなにハゲてましたっけ?」と笑いを誘い、大竹も「ハゲてねぇよ!たしかにちょっと薄くなったかもしれないけど。それなら俺も言わせてもらうけど、蛭子さん帽子がちっちゃいよ!」と応酬した。
「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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