「大病から完全復帰の渡辺徹さんが約1年ぶりに出演！闘病記を赤裸々に語った」〜７月28日「くにまるジャパン極」

まず、徹さんは去年の8月14日以来という邦丸さんとの再会について語った。

渡辺氏「今日は邦丸さんに1年近くぶりにお目にかかって、何かコロナ禍で会えなかった親戚の叔父に会ったみたいで、何か凄いホッとした感がありますねえ。」と再会を喜んだ。

そして、ご自身が罹った病気についてその経緯を語った。

渡辺氏「ちょうど俺にとっての初ミュージカルだったんですが、その東京公演の終盤にどうも疲れが取れないなあというのと、本番中に、舞台上はいいんですけど袖に下がって楽屋へ行くとか、下手から上手へ裏を回る時とかに息切れがするんですね。で、これは一回東京公演が終わったところで、ちゃんと（検査を）やっといた方がいいなあと思って病院へ行きましたら、すぐ処置しなきゃダメだ！と。」

思った以上に深刻だったという病状。渡辺さんはさらに詳しく語った。

渡辺氏「最初自分の中では気管支炎という発表だった。すごい咳が出て、それで近くのクリニックで診て貰ったら『貧血が進んでる』と言われて。貧血の原因は、内視鏡で胃カメラで見たら、毛細血管が軽くジュワッと出血してるから、そこを焼いて止めましょうと。心臓の弁に関しては要観察で、何年も前から半年に一度ちゃんと診てて、ある数値まではセーフだけどそれを超えると処置しなきゃいけないよってのはずっと言われてたんですが、体調を崩している時その数値が一緒にバンッと上がったらしいんですね。で、これはやっぱり心臓の弁を人工弁に換えるという手術をしましょうと。」

その手術は、最先端のものが行われることになった。

渡辺氏「手術自体は、今の最先端の技術を持ってらっしゃる先生と出会ったんで、メスで体を切ることも無く、「TAVI」という、カテーテルで鼠径部の動脈から管をずーっと通してって、心臓のところに弁をつけて帰って来る。それで終わりなんですよ。手術も1、2時間で終わって、順調ならば2日後には退院できるものでした。」

最先端の手術で楽に終わるはずだったが、予想外の事態が起きたという。

渡辺氏「初めてマスコミの場で言うんですけども、手術の前に、胃の粘膜を焼いた際に、それを手当てしなきゃいけない。その関係の薬でアナフィラキシーショックを起こしちゃったんです。それで意識が低下して血圧が下がって、呼吸が下がって。病院ですからすぐに処置をしてくれて事なきを得たんですけども、ただアナフィラキシーショックを起こすと体にダメージがあるから、完全に回復してから心臓を触りたいということで、長い入院になっちゃったんです。」

入院は2ヵ月にも及び、コロナ禍で見舞い客も少ないことから、人生で初めてという「無言との戦い」に苦しんだという渡辺さん。そんな渡辺さんは今年、デビュー40周年。番組は渡辺さんにささやかなお祝いの品を用意していた。その品物とは？

今年で還暦ということで、赤系統のアロハシャツ。とてもお似合いで、渡辺さんも大変満足された模様。還暦に関連した、病院での「恥ずかしいお話」を披露してくれた。

 

渡辺氏「入院中に還暦を迎えたんですが、2人の息子から『お父さんへ』って赤いブリーフが3枚贈られたんですよ。何ですかねえ、特に病院に入って弱っていたからでしょうか、えらく感動してしまいましてねえ。で、子供たちに『ちゃんと貰ったよ！』っていうのを、写真撮ってLINEで送ろうって思ってパンツを履いてる姿を撮影してたんですよ。で、撮影にちょっと苦労してたら看護師さんがコンコン！『検温です！』。え？って見たら変な空気になってしまいましてね。下のズボン脱いでニヤニヤしながら自分の下着を撮ってる姿を医療従事者の方に見られてしまいまして。」

11時台の「極シアター第三幕」では、妻・榊原郁恵さんと長男・渡辺裕太さんとの初めての家族共演で自身の復帰作となる「いまさらふたりでPart2　朗読劇『家庭内文通』～きっかけはいつも夫婦喧嘩！　家族の愛情物語～」（9月25日、東京・草月ホール）について熱く語った渡辺徹さん。
今現在もリハビリ中とのことだが、以前と変わらないすっかり元気な様子に、多くのリスナーが安心したことだろう。

「くにまるジャパン極」は平日朝９～１３時、文化放送（AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko）で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。