自動車「5社連合」で開発加速へ 物流効率化・ドライバー不足解決も ~7月22日「おはよう寺ちゃん」
7月22日の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、読売新聞の「商用車開発 5社連合に」という記事が取り上げられた。トヨタ自動車、スズキ、ダイハツ工業の3社が、商用車分野で協業を強化し、電動化や安全運転と次世代の技術開発を加速するという内容で、寺島尚正アナウンサーと木曜コメンテーターのストラテジスト・嶋津洋樹氏がさらに深掘りした。
「1社単独ではやりづらくなってきた」
トヨタ自動車は今年(2021年)4月、商用車の技術開発を目的とする新会社「Commercial Japan Partnership Technologies株式会社(コマーシャル・ジャパン・パートナーシップ・テクノロジーズ)」を日野自動車、いすゞと共に設立した。今回、スズキとダイハツ工業もこの新会社へ出資することが発表された。嶋津氏はこれについて「1社単独ではやりづらくなってきたということですね」と分析する。
「電気自動車は、いわゆる家電メーカー、つまり従来自動車を作ったことのない人たちも参入してきて競争が激化している。安全運転について言えば、電動化と連動している部分がある(半導体やセンサーを使うなど)。そうなると1社単独で全てに対応することが段々難しくなってきているので、仲間を作ろうということでこういう話になってきたのだと思いますね」(嶋津氏)
寺島アナは昨日7月21日にオンラインで開かれた、トヨタ自動車の豊田章男社長の記者会見を取り上げ、「『カーボンニュートラルや電動化、エネルギー問題など、自動車会社個々ではどうしようもできない課題に遭遇している』と5社連合の意義を強調した」と紹介した。
「スズキやダイハツは軽商用車、日野(自動車)やいすゞは大型トラックが得意です。トヨタが持つCASE(先進的な次世代車技術のこと。コネクティッド、自動化、シェアリング、電動化の頭文字を合わせた造語である)を活用して物流全体の効率化、ドライバー不足の解消など社会的な問題の解決にも取り組んでいこうとしています」(寺島アナ)
続けて嶋津氏が「社会的な課題の解決ということが、5社連合が成立した理由の1つと報じられていますね」と紹介してこの話題を締めた。
<参考ニュース>
軽自動車トップのダイハツ工業と2位のスズキは21日、トヨタ自動車や日野自動車、いすゞ自動車の3社で構成する商用車連合に加わり、軽商用車の電動化や、データ活用による物流効率化などで連携すると発表した。5社が共同で新技術の開発に臨むことで負担を軽減しつつ、取り組みを加速させる。ダイハツとスズキは、トヨタ中心の共同出資会社に資本参加する。 ダイハツとスズキが加わることで大型トラックから軽のバンまで、物流を担う全ての車種をカバーすることになる。 21日、トヨタの豊田章男社長、ダイハツの奥平総一郎社長、スズキの鈴木俊宏社長らがオンラインで記者会見した。
(共同通信ニュースより)
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