JR東、期間限定お得「サブスク」開始 これもコロナの影響か? ~7月15日「おはよう寺ちゃん」
7月15日の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)で話題に上がった内容の1つが、JR東日本(東日本旅客鉄道株式会社)が実験的に始めると発表したサブスクリプションサービス「JREパスポート」だ。一見便利で、お得に見えるこのサービス。コロナ禍による社会変化でJR東日本の売上が厳しくなったことが背景にあるのでは、と番組パーソナリティの寺島尚正アナウンサーと木曜コメンテーターのストラテジスト・嶋津洋樹氏が議論を展開した。
企業によっては都度払いで、通勤定期券の需要減
このサービスは、JR上野、秋葉原、八王子の各駅にあるカフェ「ベックスコーヒーショップ」や、蕎麦店「いろり庵きらく」店舗で、コーヒーや揚げ物の定額制サービスを提供するというもの。
コーヒーのプランは、月額2500円。1日3回まで通常300円のコーヒーが飲み放題(マイボトルを持参すると、1500円で利用できるプランもある)。蕎麦のプランは、月額1000円。蕎麦類注文時に、トッピング1品(通常80円から130円の5種の中から)が1日1回無料になる。
「サービスは9月30日までの期間限定。対象はJRのICカード『Suica』の通勤定期券を持っている人に限ると。好評なら本格導入も検討するとのことです」(寺島アナ)
寺島アナが「嶋津さんこれ、なんか、いいなって思いますよね」と水を向けると、「サブスクが流行ってますよね。JR東日本がこんなことまでするんだな、と驚きました」との嶋津氏の反応。
「『Suica』の通勤定期券の保持者に限るということは、これを伸ばしたいということなんですか」との寺島アナの疑問に、嶋津氏は次のように分析する。
「利用する人が少ないので、通勤定期に換えてくれるように、ということですよね。たしか、コロナ禍で、通勤定期の売上が減っている。企業によっては、定期代を支給ではなくて、一回一回、交通費を請求されたものに払うシステムに換えるところも出てきています。その落ち込んだ売上を増やしたい、というところなんでしょうね」(嶋津氏)
「そこをなんとか増やすために、こういうことをやるんですね」と寺島アナも納得。「通勤の定期券は安定的な収入源の1つのはずなので、そこが減ってしまって、一回の利用に応じて払われると、とくにこういう状況だと厳しくなっているということだと思います」(嶋津氏)
「(サブスクを始めた背景は)そこなんですね。私なんか、食べるほう飲むほうに(気持ちが)いっちゃって。私は通勤定期を買う必要がないので、(利用できなくて)残念だなと思っていました。が、そういうわけじゃないんですね」と恥ずかしそうに笑う寺島アナだった。
「おはよう寺ちゃん」は平日朝5~9時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。 またYouTube公式チャンネルではLIVE配信と、放送後にアーカイブでお楽しみいただけます。
2021/07/15/木 05:00-06:00 | おはよう寺ちゃん 5時~6時 | 文化放送 | radiko
2021/07/15/木 06:00-07:00 | おはよう寺ちゃん 6時~7時 | 文化放送 | radiko