韓国プロ野球の伝え手・室井昌也さんが東京五輪「野球」韓国代表チームを解説

韓国プロ野球の伝え手・室井昌也さんが東京五輪「野球」韓国代表チームを解説

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『岩本勉のまいどスポーツ』7月5日の放送に
“韓国プロ野球の伝え手”室井昌也さんが生出演。
東京オリンピックの「野球」韓国代表チームについて
解説していただきました。

目次

  1. 東京オリンピック 韓国代表の特徴
  2. 日本に縁のある選手・監督
  3. 日韓戦が実現すれば熱い戦いは必至
  4. 韓国の注目選手は大谷級?!

東京オリンピック 韓国代表の特徴

「野手はいいですね。
 経験も実績もあって。
 ピッチャーは・・・」


韓国はこれまで国際大会で
ク・デソン
(2000年 シドニー大会 銅メダル/06年 WBC)
(NPB:オリックス在籍)
キム・グァンヒョン
(2008年 北京大会 金メダル/09年 WBC/15、19年 プレミア12)
(メジャーリーグ:カージナルス在籍)
ポン・ジュングン
(2008年 北京大会 金メダル/06年、09年 WBC)
(メジャーリーグ:ブレーブス、レッズ在籍)
などの左腕エースが活躍。

室井さんは東京大会の代表メンバーに
絶対的なエースが不在と指摘しました。

2009年「WBC」韓国代表ユニフォームを着用する室井昌也さん
背中には「M MUROI」のネーム

日本に縁のある選手・監督

東京オリンピックに向けて選出された韓国代表チームに
NPBでプレーした選手はいませんが、
日本球界に縁のある選手がいます。

元中日イ・ジョンボムさんの息子、
イ・ジョンフ選手(キウム)はプロ4年目の21歳。
右投げ左打ちの外野手で
打率.344(3位/7月5日時点)の成績を残しています。

室井さんによると
「イチローさんタイプの選手」

父イ・ジョンボムさんが中日在籍時代(来日1年目)の
1998年に名古屋で誕生しました。

『愛知県出身なんよ』と自慢できますね」(山田)

2008年の北京大会で優勝に導き、今大会でも韓国代表を率いる
キム・ギョンムン監督も
日本のプロ野球OBとの深い縁がありました。

キム監督は現役時代の1988年(当時OBベアーズ所属/29歳)、
大洋の沖縄・宜野湾キャンプに参加。

この時、親身になって面倒を見たのが
西鉄、阪神、大洋でプレーし
ホエールズ時代は「スーパーカートリオ」の
一人として活躍した加藤博一さん。

現役引退後もキャンプ取材などを通じて二人の交友は続きました。

2007年11月、北京オリンピックの予選を前にした
韓国代表の合宿が沖縄で行われると
キム監督は練習の休日を利用して
神奈川県内にある加藤さんの自宅を訪問。

この時撮影された2ショット写真に
加藤さんは「頑張れ!!北京」とメッセージを添えたそうです。

2か月後の2008年1月。
加藤さんは肺がんで亡くなりました。

キム監督は写真を肌身離さず持ち歩き
8月の北京大会で優勝を果たします。

「キム・ギョンムン監督は写真を
 お守り代わりに戦ったら9戦全勝で金メダル。
 それくらい加藤さんへの想いが強い方なんです」(室井)


「スーパーレジェンドの方ですよ。
 韓国のプロ野球にもひと肌脱がれていた
 とうのはすごいなぁ」(岩本)


加藤さんはキム監督を
ジャッキー・チェンの若い頃に似ている――と
「ジャッキー」と呼んでいた
というエピソードもご紹介いただきました。

Yahoo!ニュース掲載
【プレミア12】韓国監督が故・加藤博一さん(元大洋)との写真を財布に忍ばせる理由
記事はこちら

日韓戦が実現すれば熱い戦いは必至

室井さんが韓国の選手に話を聞くと
野球日本代表 侍ジャパンについて
『山本由伸は打てない』と感想を漏らす一方で
『勝てないとは思わない』と話しているそうです。

「“いいピッチャーも失投がある”という
 考え方ですね」(室井)


「それ、勝負のものすごい面白いところです。
 “最後はこっちが上に立ちますよ”っていう
 勝負って絶対そういうのが必要やから。
 聞いてるだけで熱くなる!」(岩本)

韓国の注目選手は大谷級?!

室井昌也さんが注目する韓国代表メンバーは
4年目の21歳、カン・ベクホ選手(KT)。

学生時代はピッチャーとキャッチャーとの
二刀流でプレーし、
プロ入り後はファーストでレギュラーを獲得。
ここまで4割近い打率を残している
右投げ左打ちの選手です。

「今、大谷翔平選手が話題ですけど
 ああいう感じの、速い打球スピード
(が特徴)
 試合前の練習もぜひ見ていただきたい」(室井)


 

 室井昌也さんの過去のご出演
 ・2020年05月18日
 ・2020年07月06日

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